ご存じ、メル・ギブソンとダニー・グローバーが組んだ刑事物の４作シリーズ「リーサル・ウエポン」の第１作である。ストーリーについては、今更いうこともないだろう。妻の死を受け入れられず自殺願望ストレスを抱える麻薬課の刑事と家族を大事にする中年刑事が、コンビを組むことになり・・・・。反発し合う二人だったが、次第に・・・・・。
１９８７年製作と、そんなに古い映画ではないのだが、映像はなかなか厳しい。時折、きれいな映像も出てくるが、全体的に期待した映像ではない。音声も、ドルビー５．１サラウンドで、特に銃撃戦などの場面では、物足りなさが残る。
しかし、第１作目のこの作品は以降の３作と異なり、単なるアクション物ではなく、ギブソン演ずるリッグズ刑事の心の闇にスポットを当てており、雨のシーンが多いこともとと相まって、心理描写に重点を置いた厚みのある演出である。
２作目で、妻の死の原因が明らかになる。是非シリーズ全体を観たいモノである。
ちなみに、特典映像は、さみしいかぎり。