1974年、ベトナム戦争末期のサイゴン。マーク(チョウ・ユンファ)は従兄弟のマイケル(トニー・チェン)を香港へ連れ戻しにくるも政府軍の軍曹に裏切られ、窮地に陥ったところを闇のグループの女ボス、キティ(アニタ・ムイ)に救われ、やがてふたりは恋に落ちる。しかし、彼女のもとへグループの創始者(時任三郎)が帰ってきて……。
『男たちの挽歌』の人気キャラ、マークの若き日の姿を描いたシリーズ前日譚で、監督はジョン・ウーからシリーズの製作者ツイ・ハークにバトンタッチ。前2作とは当然趣が変わり、アクション描写は戦争映画的テイストが強く、またラブストーリーの要素も加えられている。劇場公開時の邦題は『アゲイン 明日への誓い』。(的田也寸志)
コレを見てPART1をもう一度観るべし!
★★★★★
PART1のクライマックスで死んだマークがホーと知り合う前の若き日のエピソード。かつての弟分の所へ片足が不自由になったマークが単身で殴り込みをかけるシーンでなぜか着ているコート…不自由な身体になったのに?と思ってたが、この作品を見て謎が解けた!親友との友情、組織での地位を失ったマークに残ったものは男としての意地と尊厳、そして心から愛した女の記憶。その女から送られたコートに身を包んで絶望的な死地に向かう…『男たちの挽歌』3部作を見てない人間は確実に人生を損している!と断言できる。
前の2作に負けない感動作☆
★★★★★
パート2を観る時あまり期待していなかった割にかなり面白かった記憶があり、パート3も観る事にしました。すると今回も1作目、2作目と映画全体の雰囲気は違いますがたいへんな感動作で驚きました。特に出国の際の空港でのやりとりやラストのサイゴン陥落の瞬間にヘリコプターでベトナムを去るシーンなど鳥肌がたちました。主演の3人が束の間の休日を過ごすところも素敵でした。レオン・カーファイは本当に繊細な役が似合っていてよかったです。時任さんは1作目のレイ・チーホンにそっくりに見えました。ツイ・ハークの映画は非現実な感じがする事が多いのですが、どの場面にも物すごくリアルさがあるのはツイ・ハーク自身が子どものころ戦時下のベトナムから出国してきた難民の経験があるからでしょうね。あのベトナムの風景の映像と「夕陽之歌」のメロディが観終わった後しばらく頭から離れず余韻にひたっていました。この映画のラストシーンと同じくアニタ・ムイさんが早逝された事が惜しまれてなりません。
びっくり!!
★★★★☆
時任三郎さんが敵のボス役で出てるじゃないですか!!
日本語吹き替えも入ってるしい〜感じですよ!!
内容はう〜ん派手さは無いですね!! アニタムイが頑張ってます!!
不器用なのが侠だ
★★★★★
かの有名な英雄本色シリーズ四作目にしてラストを飾った作品がこれ。あのマークの若かりし頃を描いた作品。周潤發の際立ったカッコ良さもなく、シブイ狄龍もいない。足を引っ張る奴=張國榮もいない。バトルシーンも前作三作に比べ今一つ、華やかさがねぇ。だが、見落としちゃいけねぇぜ。あのマークの純情さ、ドン臭さ、素人っぽさ。そして、愛。しびれるねぇぇ。あと、サイゴン陥落前のすれすれの脱出。ヘリの中での最後の愛、そして永劫の別れ。アニタの「夕日の歌」が心から離れません。脳みそ響いて眠れん。多分、何回も見直したくなるぞ。まずは、騙されたと思って見るべし。
追伸 張國榮の冥福を祈ってるぜ。