その第1弾である本作「キャッツアイ作戦」では、薬を使って日本人を狂い死にさせてしまおうという恐ろしいもの。また、4回にわたって描くレインボーマンの誕生から死ね死ね団との接触までの話は、ドラマ性を重視した本作の特徴が色濃く出ている。その後も主人公が敵のわなにはまり、薬を飲まされて精神病院に運ばれる異色のエピソードや、思わずツッコミを入れたくなるようなすさまじい展開、ピンチの連続で片時も目をはなせない。レインボーマンが恋人を救うべく基地に乗り込む第12話「危機一発!!」(「髪」ではない)は、必見。(井上新八)