人気漫画家横山光輝の作品を原作に、1968年春から1年間にわたって放送された特撮ヒーロー番組の傑作。仮面の忍者赤影(坂口徹)、彼をサポートする白影(牧冬吉)、少年忍者青影(金子吉延)が、戦国時代を舞台に幕府転覆を狙う数々の組織と戦いを繰り広げる。
というように、基本は真っ当な忍者モノのようなのであるが、先に特撮ヒーローと書いたとおり、全編にわたってロボットや巨大怪獣、その他SF的アイテムや、きわめて現代的な技術を駆使した武器や小道具がバンバン登場。忍術や妖術もほとんど魔法に近いレベルであり、このなんでもあり感が一度ハマると実に楽しい。
本作は、全52話が13話ずつ収録された全4部で構成されており、当時の特撮番組としては珍しく大河ドラマ形式となっている。本巻ではその第1部「金目教編」全13話を2枚のディスクに収録している。(田中 元)
ずっと赤影さんが好きだった。。TT
★★★★★
子供の頃に一度でも赤影を観たことがある人にとっては、感涙もののDVD。
忍者マーチは、我々に未来への希望を喚起してくれる名曲。
ともかく赤影が美しすぎる!ずっと赤影さんが好きだったです!
当時の日本人の成熟していたことが手にとるようにわかります。
白影さんのキャラもとても好きでした。
エンディングの一シーンで、青い月夜の中、三人がこちらに歩きながら、
右の赤影さんに絡み付き、次は左の白影さんにと向かう青影ですが、
どちらにも軽くいなされちょっとムクれた後、
二人に手をつないでもらい三人で仲良く歩んで行くという温かなシーンがとても印象的で、
これがまた観られたことも本当に嬉しかったです。
子供の頃の印象も新たに、初カラー時代劇作品ということで、
今観ても、思った以上に映像が綺麗なので、
とても40年以上昔の作品とは思えないほど身近な感じです。
我が家では、4人の子供たちと一緒に楽しんでみています。
忍者マーチや赤影のテーマなど、子供たちが大合唱してくれます。
買って良かったです。
おすすめ!
★★★★★
赤影世代には最高の品だと思います。
何度も繰り返し見ています。
ソング集もいい!
「仮面の忍者赤影」好きの人は是非買ってみて!
こころのふるさと、忍者特撮の古典的名作!
★★★★★
ディテールは雑だし、場面設定にはかなり無理がある。そういう意味では、おそろしくツッコミどころ満載な作品であることは間違いない。特撮も、当時の円谷プロとは比較にならないほど、文字通りチャチで、「子供だまし」のレベルなのだけれど、それを補って余りある魅力が、このシリーズには確かにある。それは、ある種強引なまでのストーリー展開や、情感や「思想」、「理由」をギリギリまでそぎ落とした徹底したアクション中心主義のドラマによる、視聴者の「なりきり感覚」への大胆な寄与である。また、わけもなく、ド派手な主題歌や脅迫的にも聴こえるBGMがさらに相乗効果をかける。視聴者は赤影と一体化し、金目教の悪者や怪獣と戦うわけだ・・・。こういう切り口で観ると、このシリーズは、存外おじさん向けの「過去の遺物」などではなく、極めて現代的な作りになっている画期的な作品であることがよくわかる。
がってんがってんしょーち!
★★★★★
青影好きだったなぁ
70年代、関西圏では夕方に繰り返し再放送していました。
”豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の、、、”オープニングナレーションにワクワクし、金目像にドキドキしてから、主題歌を一緒に歌いました。
チープなトリック、独特な敵や怪獣、ウルトラマンや仮面ライダーとは違う魅力を子供心に感じた覚えがあります。
関西在住の身としては舞台設定が近県だったのも親しみをもった原因の一つです
タスキガケの刀…
★★★★★
どれくらい前からだろうか。
玩具屋さんの店頭にオモチャの刀が置いてあるのに、子供達が手に取らない…。
多分、私の世代では考えられない。(笑)
あの赤い仮面…
よく小さい頃、赤い折り紙を切って作ったもの。(笑)
しかし、どうしても「自分の顔」には似合わなかった…。(笑)
それで何度も何度も作り直したものです。
大人に成って、同世代の女性らも赤影を観ていた事にオドロかされた。
皆、「ハンサムだ」、「初恋(?)だ」(笑)など等聞かされた…。
しかし、それに異論を唱える人はいないと思う。
赤影は「憧れ」だった。
始まりの「赤影参上!」…
あの「声」も大好きだった事に気付かされる。
今の人にはどう映るのだろう?
今の俳優さんでは、誰もやれないだろう勇気の要った役柄…
本当に仮面の似合う俳優に、こういう時代劇を…子供たちに、
作りの、実写の、憧れの持てる、
…そんな夢を売れる様なドラマを再びまた作って欲しいものだ。