物語の大きな転機となる巻でした。
29・30話は恒例の息抜きコメディ回と思っていましたが、強化アイテムである
エクストリームメモリの登場もあり、中々侮れない伏線が散りばめられていま
す。

ですが、最も重要なのは31・32話におけるダブルの進化です。
平成ライダーの悪癖とも言える唐突なパワーアップではなく、きちんと過程を
描いての登場。個人的には「仮面ライダー剣」以来の熱い展開です。

欲を言えばエクストリームメモリの出所、その行動理由などを明確に描いてほ
しかったですが、これはもう好みの問題でしょう。シュラウドの暗躍である程
度暗示はされ、今後の展開でほぼ説明はされるので、突っ込むだけ野暮かもし
れません。

何より、CJXの登場シーンがかっこよすぎるので問題なし！　意表を突く渋い
バラードに、あえてシンプルに「変身」だけを言わせる演出の妙、そして悠然
と吊り橋を歩いてくる二人。
顔の登場はなくても圧倒的な存在感を誇る鳴海荘吉と共に、「ダブル」の真髄
と言っても過言ではない圧巻の最強フォームが姿を現します。

今回も特典は、良かった☆５。
なんか本編を見た後だと、なおさら良いです。

そんな特典よりも本編の方が、感涙必死の回でしたね（笑）

フィリップ「照井竜！！（投げ渡す）。サイクロンマキシマムドライブだ」
照井竜「コイツは、すごいな（驚）」
翔太郎（オレは、もう耐えられないのか……）


フィリップ「また真犯人に、甘さをみせて……」
翔太郎「やっぱ、お見通しか！」
フィリップ「それで、良いんだ翔太郎」
と二人揃って「いこう、相棒！！」

スゴク良いです（笑）。
コレは、子供の頃に見たら忘れられない回だと思うね（笑）。
というくらい傑作な回だと思う。

フム、あー夢の話も傑作な回だと思います（笑）。
正直、ダブルは平成ライダーでも傑作な物語が多いと思う。
　　　　　　

フィリップは、ダブルは戦闘マシーンではなく探偵であるべきだと考えた。
そしてその実現には、探偵のかくあるべき姿を心に持つ翔太郎の存在が不可欠だった。

翔太郎は、悪魔の力を持つ相棒との相乗りから降りないと決めた。
例え力不足でも、相棒について行こうとすることを諦めなかった。

互いに認め合い、高め合う心。
それが彼らのエクストリームを呼び起こしたのだろう。


販売版特典のスペシャルトークでは
上記のようなテーマ的な部分ではなく、
撮影の楽しみと苦しみ、
そして亜樹子やゲスト出演者の
濃いキャラクターに対してレギュラー陣が語っています。

仮面ライダーをパワーアップさせるプロセスを人間模様に絡めて巧みに描いた良作。
Pの作風がどうだのセリフの深度なんざ関係ない。

うちは子供も大人も夢中になった。ギャグ回云々で言うなら、今までのギャグ回は日常の中のギャグ回。
Wは夢の世界での荒唐無稽さとして変換する事で区別をつけてるのが巧み。
その辺みんな解ってるから肯定的なレビューには賛同者がたくさん。
独りよがりで批判だけが目当てな意見には…ね?(笑)
論より証拠、楽しんだもの勝ち!

評論気取りのいちいち突っ掛かるレビューしてる人がいますが、純粋に楽しめる作品です

息子とオーズに夢中ですが
有人の勧めで「Ｗ」もデビュー！
オーズに負けず劣らずの人気に納得です！

「平成仮面ライダー」第１１弾シリーズの第８巻。
風都大学で夢を研究している学生・姫香が
鳴海探偵事務所を訪問。
夢に怪物が現れ、捕まると二度と目覚められないため
眠れないとの悩みを打ち明ける。

第２９話「悪夢なＨ／眠り姫のユウウツ」
第３０話「悪夢なＨ／王子様は誰だ？」
第３１話「風が呼ぶＢ／野獣追うべし
第３２話「風が呼ぶＢ／今、輝きの中で」

まず、どのショップより安価なのが気に入りました。 あと、レンタルには収録されていない映像が入っているので、ファンなら購入決定でしょう。