まだ、ビデオデッキが普及していない頃、高校生ながら朝まで見ていた記憶があります。ボルグを応援していたので、試合が終わったときの高揚感は今でも忘れられません。その後、どんな試合を観ても、この試合を超える試合はないと思います。残念なのは、解説が英語である点だけ。英語のリスニングを兼ねていると思えば、それはそれで楽しい（笑）。第4セットタイブレークからの緊迫した状況は、テニス史上最高の試合と呼ばれるだけの盛り上がりを見せます。この試合を見ずして、テニスの歴史を語るなかれと思わせる試合です。

全盛時の２人の試合がノーカットで観られるのです。良い時代ですね〜
試合はものすごい緊張感のなか進んでいきます。第４セットタイブレークのシーンは何度見ても飽きません。最後まで引き込まれます。
ラケットもドネー「ボルグプロ」ウィルソン「プロスタッフ」小さな面でカンカン打ち合ってます。最近のスピード＆パワーとは違った駆け引き、ストローク合戦など見所満載です。
２枚組のボリューム、リージョン０なので日本のプレーヤーでOKです。

テニスファンでウィンブルドンを知らない人はいないと思うが、そのウィンブルドン史上最高のベストマッチを見せたのがこの1980 MEN'S FINALであろう。いや、ウィンブルドンだけではない。おそらくはテニス史上でも最高のベストマッチだったに違いない。長時間に渡りながらも一瞬たりとも目を離したくない3時間53分の死闘。第4セットのチャンピオンシップポイントとセットポイントがお互いに行き交った18-16で決着した歴史に残るタイブレーク。1980のこの決勝を見れなかったテニスファンは不幸だとさえ思える。だが幸いにしてこのDVDがあった。このDVDのおかげでノーカットでこの名勝負を堪能できるのである。