コッペリウス博士のちょっと怪しげな雰囲気をスチュアート・キャシディーがよく演じています。熊川さんもお茶目で陽気なちょっと浮気っぽいフランツの役柄がよくマッチしています。神戸さんも表情豊かで、人形の時はまばたきひとつせず演じていますが、踊りはいまひとつ…　Kバレエの舞台はどれを見ても「主役は熊川さん」という感じになってしまいますね。コールドもそろっているし、華やかだし、誰でも楽しめると思います。
チャプターが英語で小学生の娘にはちょっと難しかったので星４つです。

熊川さん独自の新解釈たっぷりの、とても魅力のあるコッペリア。
ストーリーがはっきりして解りやすいので、バレエはとっつきにくいと思っている初心者の方も十分楽しめると思います。
熊川さんのフランツの演技や踊りはもちろん、康村和恵さんのしっとりとした情感たっぷりの「祈り」にもうっとりします。
今回大抜擢された神戸里奈さんも、とってもかわいいスワニルダ！
本当にスワニルダがいたら、きっとこんな子なんだろうなと思わせるチャーミングさです。

ただおしむらくは、やはり熊川さんと神戸さんの実力差というか、存在感の差がありすぎて、ソロで踊っている時の神戸さんはとてもかわいらしくて素敵なのに、熊川さんと二人で踊るとどうしても熊川さんにばかり目が行ってしまう・・・
大抵バレエの主役は女性ですが、グラン・パ・ド・ドゥになると、「熊川さんと踊っている」というよりも「熊川さんに踊ってもらっている」という印象がぬぐいきれないのが残念。
加えて康村さんの踊りの後になると、どうしても影が薄くなってしまう。
経験値の差で仕方ないとは思いますが。。。

そういう訳で、星4つ。

やっぱりコッペリアは楽しい作品ですね★
私は熊川さんをドンキしか見たことなくて、クールなイメージでしたが、とても表情豊かでコミカルでした。笑いもあって観客も一体になれますね!お芝居みたいでした。
それに何より神戸さんが可愛かった!華奢で生き生きしていてコッペリアにぴったりでした。表情で感情がよくわかりました。これからもっと上達するのが楽しみです。

熊川さんの技術の高さは周知の事実ですし、今回の作品においても期待を裏切らない高度なテクニックと表現力には圧倒されます。
スワニルダ役の神戸さんは初の主役ということですが、初々しい可愛らしさでこの役にはぴったり。観ているこちらまで思わず笑顔になってしまうような作品です。バレエにとっつきにくいなと思っていらっしゃるかたには、もってこいの作品だと思います。

舞台や熊川さんをはじめとするダンサーはよかった。
内容も楽しめ、毎回演出も楽しみになりました。

しかし、なぜ神戸さんの舞台を映像化したのか不思議です。
他の方が主役のときに舞台を観に行きました。
とてもすばらしい踊りだったのに・・・。

後ろで踊っているダンサーと比べてしまうと個人的には
どうしても違和感があります。