楽しい音楽家モーツアルトのCDを購入
★★★★☆
稀少且つ貴重であるということでこの評価です。色々とお手数をかけました。ありがとうございました。楽しみにしていたので早速視聴します。
夜の女王はルチアーナ・セッラ(ソプラノ)で決まり!
★★★★★
ジェームス・レヴァインとメトロポリタン歌劇場管弦楽団との信頼の証の様な序曲で幕をあけるこの<魔笛>全曲は、ホックニーの素晴らしい舞台美術に目を奪われて、あれよあれよと言っている間にモーツァルトの魔笛の世界に引き込まれていく。キャサリン・バトルのパミーナ、マンフレッド・ヘムのパパゲーノによる二重唱「愛を感じる男の人達には」も実に清々しく心を洗われる様なのだが、やはり、圧巻なのは、ルチア−ナ・セッラの演じる「夜の女王」でしょう。「地獄の復讐が私の心の中で煮えたぎっている」では、正に鬼気迫る夜の女王のアリアに時を忘れて魅入ってしまう。 この一曲を聴くだけでも、このDVDを買う価値は十分にあり。夜の女王はルチアーナ・セッラで決まり!
楽しめます
★★★★☆
まずDVDでオペラを所蔵することで、リッチな気持ちになります。
J・レヴァインのモーツアルトは元々好きなので(軽快で、さっそうと、走っていきます。響きもキレイです)、
演奏に何の問題もありません。ただし序曲・間奏曲のシーンで、せっかくオーケストラが演奏しているのに、
カメラは指揮者ばかりを映します。レヴァイン氏、演奏はいいのですが、ビジュアル的にはちょっと・・・。
さて舞台ですが、ホックニーの美術が予想外にはまっています。大蛇の征伐、雲に乗る子供たち、
夜の女王の登場などなど、笑えるし、魔笛世界を満喫できます。
演出と衣装もいい感じです。
夜の女王のソプラノ最高音で転がっていくような聴かせ所は、
歌手のお腹が腹式呼吸で凸凹する。
鳥男パパゲーノはオペラ歌手が役をやっているのではなくて、
鳥男そのもの。
くらい舞台に合唱団が掲げる照明だけが浮かび上がるシーンの美しさと合唱の見事さ。
ソリストたちのアリアではないのに、会場から拍手が湧き上がります。
感動するのは、お腹を空かせたパパゲーノが、食事とワインをもらって、
空腹を満たした後、「僕がほしいのは何だろう?」と歌い出すアリア。
魔笛はモーツアルトの晩年に書かれた名作オペラ。
パパゲーノが欲望を満たした後、(自分が欲しいモノは何なのだろう?)と自問した後のアリアの旋律は、
モーツアルトが6歳の時に書いたピアノ曲(K3)のメロディーなのでした。
生涯の最後に、こういう設定で彼が思い出したのは、
自分が最初に曲を書いた頃の、純粋なメロディーだったのです。
これにはしびれます。
「夜の女王」が素晴らしかった
★★★★★
主役である王子と王女よりも、脇役の夜の女王とパパゲーノが良かったです。
夜の女王はもっと適役や上手なソプラノはいるのでしょうが、この盤のルチアーナ・セッラは女王らしく「どうだ」といった感じで、素晴らしかった。オペラはやっぱり映像が伴って、何倍も楽しめるものなんだと感じました。
モーツァルトのメルヘンを見事に表現!
★★★★★
3年前、全く興味のなかったオペラなるものを見るきっかけになったのがキャスリン・バトルのCD「モーツァルト・アリア集」でした。そして初めて見たのが「魔笛」(勿論テレビのビデオで)、え?オペラってこんなものなの?小学校の学芸会ですれば受けそうだな~、なんて思いながら、オペラへの興味がふくらんでいきました・・・・・このDVDでは豪華だけれど単純化された舞台や衣装、滑稽な動物たちが楽しいおとぎの世界を作っています。夜の女王の歌も見事ながら、やっぱり初々しいバトルの、やわらかに澄んだ歌声が何とも素晴らしい!勿論、私はパパゲーノの大ファンです。私のオペラの原点とも言えるこの1枚、買って本当によかったと思っています