パッと目かわいい絵柄に惹かれて買いましたが、キャラ・話の薄っぺらさとゴチャゴチャした画面にガッカリしました。
まず表題になっている作品ですが、女の子が彼を好きになったエピソードの印象がないのに、遠距離恋愛で会いたくてたまらない気持ちが分かりません。しかも女の子が他の男に好きだと襲われ、挿れられる直前までエッチされたのに、彼に「他の男に告白された」と報告するなんてどんだけ図太いんでしょう。イラッとします。
クリスマスに彼が会いに来てくれないからふて寝というのも、受け身すぎ。彼を好きというわりに女の子は彼に対してほとんど何もしません。ムカッとします。まったく女の子に感情移入できませんでした。
それと絵のことですが、コマが複雑で読む順番がわかりにくいです。トーンを多用して一見華やかなのですが、背景があまりないので、ここどこ？という所もあります。
しばらくぶりで失敗した本でした。絵が多少ヘタでもおもしろい作品の方がまだ良かったです・・・。

花咲先生5冊目のバンブーコミックスでございます。 今作も素晴らしいですよ。
表題作「聖夜☆エロス」 高校の卒業式。ヒロイン“あずみ”は片想いしていた“紘一”に告白して、付き合える事に。東京の大学に通う“紘一”とは遠恋になっちゃうけど大丈夫…なハズだったけど、バイトで学費を稼ぐ“紘一”とはすれ違いばかり。しかも、楽しみにしていたクリスマスまでキャンセルしてきて…。 終盤の突然!!訪ねてきた彼。あずみはあまりの嬉しさに…。 おのずとラブ&Hは激しく(*^_^*)…。
同時収録「かわいいオトコ」カッコいいホストの彼と地味めな女子大生の恋愛ストーリー。「恋愛してみませんか?」中学生の時、好きな人から言われた言葉で奮起したヒロインが可愛く変身。中学生の時、メガネをかけガリ勉風で地味な男の子がカッコ良く変身。この2人の恋愛ストーリー。
「沈む月、白い吐息」母が用事を済ませるまで町会で知り合ったおばあちゃんに預けられていた9歳のヒロイン。そこで知り合った“倫人クン”。 あれから8年。ヒロインの生きる世界は様変わりしていた。母の浮気で両親は離婚。父は働かなくなり酒びたり。特待生で高校に通うヒロイン。古いアパートで生活保護とヒロインのバイトで何とか暮らしている。高校でクラスメイトの“倫人クン”ある事の理由で自分から疎遠にしたヒロイン…。 胸を締め付ける感動作でした(T^T)。激しいラブ&Hシーンも嬉しさと同時に切なかったです。
4通りの素敵な恋愛物語。ぜひ手に取って読んでみて下さい(^^ゞ。