個性豊かで、けど身近にいそうだな、と感じさせるリアルでシュールなキャラクター達。何人もの人を一人で演じきる力量、すごいです。実際、舞台を生で見に行ったとき、舞台にはイッセーさんしかいないはずなのに、椅子一つくらいしかないはずなのに人が何人もいるように感じるのです。すごいです。あとイッセーさんの舞台はこびてないところが好きです。だから収録作品全部が好きって人はあまりいないと思う。ただ見る人が歳を重ねてから好きになる作品も多いと思うし、人によって好き嫌いがバラバラだったりする。そこが魅力だと思います。内容についてはあえて触れませんがこの一枚オススメです。

この値段でこのボリューム！
飽きない、終始笑いっぱなし、アゴが痛くなる。
２３０分というとてつもなく長い時間なのに見終わった後「もう終わり！？」と思えるイッセー尾形の人間描写には目を見張る。

私の一番好きだったネタはやはり「大家族」家族で海に行った大家族はテレビで見るようなハチャメチャを繰り返し、それに対し大家族のお父さんらしい怒り方をするイッセー尾形。初めてイッセー尾形のネタを見る人は自然とのめり込めると思います。

そして、裏一位は「熊の清次郎」必ずイッセー尾形のネタには含まれている音楽ネタ。「えっ！？何これ？でも面白い！！」本当にそう思うネタです！

「ガソリンスタンド」は面白いけど主人公（？）が好きになれない。まぁそれだけ芝居がすごいということか。「整形外科医」はシンプルでいい。整形外科医と同様イライラしてくること間違いなし！「大家族」はこの後のＤＶＤでも度々お目にかかれるので、そのスタートとして興味深い。「ミッドナイト・ムービング」はタイトルがいい。設定もうまい。最後の「熊の清次郎」が個人的には一番印象的。昔話に大笑い。ただ歌ネタがちょっと唐突と言えば唐突かなぁ。