岸和田で育ったわけでも、この時代に育ったわけでもないのに、
なぜか懐かしくなる。
喧嘩ばっかり、恋愛ばっかりにならず、
ちょうどいい感じに織り込んである。
恋愛に飽きたら喧嘩、喧嘩に飽きたら恋愛…という具合に。
だから、飽きずに見られると思う。
キャストもとてもよかった。
どの役者さんも、自然に関西人を演じられてて、
違和感を感じることはなかった。
関西出身の方以外もいるようだが、
全然不自然ではない。
この映画で一番よかった点は、そこだと思う。
しかし、落雷のシーン。
あそこは、真面目に映画に入り込んでいた人間には、
許せないと思う。
ので、星は4つで。

大阪で人気を得て東京へと進出した千原兄弟の初々しさ、鈴木紗理奈の精一杯の演技はとても見ものです。ここから千原Ｊｒは演技を評価されて様々な映画に出演し、主役までやってしまうとは誰も予想できなかった事でしょう。
映画自体は恋あり、喧嘩ありと、岸和田の物悲しさを見れてとても良かったと言いたい所ですが、精史が雷で死ぬときのＣＧのちゃっちさ。真面目真面目でいっていたのに急にウケを狙ったのか素人では理解できないシーンでした。そしてラストにまた真面目に戻るところが全く訳分からず。でもラストはなんかいいシーンだったのでオススメです。