シロー
★★★★☆
7話「再会」アイナとの再会。見所はビームサーベルで温泉を作るシーン。
連邦とジオン。両陣営に引き裂かれて恋に落ちるシロー。「戦争」そのものを呪って行く。
第8話「軍務と理想」アイナとの密会によってスパイ容疑を掛けられるシロー。そんな折、ジオンの敗残兵がゲリラの
村に現れる....という内容。非常に印象的なエピソードで、シローの苦悩が深まる。
トップを演じるのはハマーン、ナナイでお馴染みの榊原良子。エレドアがしれっと復帰した回。
第9話「最前線」自軍撤退の時間稼ぎの為にマゼラトップで立ちはだかるボーン。苦悩のシローが遂に吹っ切れる。
ギニアスの狂気が垣間見える回。
急展開を見せる第3巻。
ジオン兵士の描写が濃く、物語を深みのあるものにしている。
様々な生き様と死に様
★★★★☆
戦場において、軍人として、人間としてどう生きるか、若しくは死ぬか、そういった描写が強く出ていると思います。軍としての規律の中で、現実と自分の信条とをどう折り合いをつけるかという難題が各キャラに降りかかってきます。軍人は命令系統がしっかりしていてこそ初めて軍隊なのですから、そういう常識で考えれば、シローやアイナの理想や行動はとんだアマちゃんに見えます。しかしそういった葛藤はどの人物も持っているものであり、それは9話でのユーリやボーンの言動に表れていました。ギニアスの行動などまさに私闘、私怨にすぎないのですが、それらと戦争の線引きなど薄皮一枚程度なんじゃないかと思います。そういったことを考えさせてくれ、かつ戦闘シーンも泥臭くかつ迫力のあるもので評価できます。またこの巻にくると作画レベルも全般的にかなり高くなり、話によるばらつきもなくなります。ところどころに散りばめられたユーモアも不自然でなく、全体的に満足のいく内容でした。
ただ各キャラクターの描かれ方が少々雑だなと思います。監督が変わったせいもあるでしょうが、煮詰めていなかった部分も多分にあったと思います。例えばアイナは前半ではギニアスを慕っていたのに、7話あたりから恐れや嫌悪感を露わにしていきます。それは彼が研究に没頭して周りを顧みなくなったからなのでしょうが、今までそういうシーンがなかったので、いささか唐突すぎる感じがします。そもそも彼がそこまでアプサラスに執心する動機も分りにくいです。アイナの回想では昔はそうでなかったようですが、ならばなぜ今のような状況になってしまったのかが描かれていません。またユーリも当初はアイナに毛嫌いされるような嫌な人間だったのに、9話では部下思いの尊敬できる人物として描かれている点も矛盾だなと感じます。キキとシローの絡みも淡白な感じで終わってしまい、消化不良な感じがします。
行き当たりばったりな気がします
★★☆☆☆
とりあえずこの作品はレンタルで十分かと思います。
9話まででよかった点悪かった点を上げてみます。
悪かったところ
・相変わらずセンサー効かない
・銃口から5メートルくらいに生身の人間が立ってるのに弾よける&風圧とかで飛びもしないってどんな東方不敗?
・マゼラトップ砲超至近距離(10mくらい)で直撃食らったのに無事
・雪山でTシャツとつなぎ一枚なのに指凍傷だけであと元気
・いくらなんでも平和主義者過ぎ
・EZ-8がいきなり過ぎる登場
良かったところ
・ちゃんと盾が破壊された
・被弾した箇所が壊れた
・サブカメラが存在してた
・ビームライフルのカメラをカメラ代わりにとか応急処置とかしてた
・軍の規律とかがちゃんとあった
このシリーズを存分に満喫したいならば・・・。
★★★☆☆
冒頭のジムの追撃部隊がユーリ少将の「気化爆弾」で消えていくシーンが切ない。ミデアで待機中の小隊のやり取りがいいですね(エレドアとカレンがね)。カレンが降下中にガウとの遭遇戦に突入した際に、上から物凄いスピードで降りてきたシロー機がいい感じです。マゼラ部隊の隊長のオトボケ具合もいい。味方を焼いても涼しい顔してるギニアスの発狂ぶりも見逃せません。
良作!
★★★★★
私なりにこの巻の見所をチョイスさせてもらうと、まず7話の「軍務と理想」。ここは戦争が引き起こす悲劇を、そして何より8話の「最前線」はこの巻の最大の見所。シローの「それでも・・・仲間のためなら戦える!」というセリフがものすごく胸に響く。最高の作品である。まだ見ていない人は是非見ることをオススメする。