機械伯爵に母を殺された少年・星野鉄郎は、母に生き写しの謎の女性メーテルに出会う。無限の命を手に入れるため、そして母を殺した機械化人に復讐するため、メーテルとともに銀河鉄道999号に乗り、遠い宇宙へと旅立つ鉄郎。だが、道のりは遠い。旅の途中で降り立つ惑星での出会いと別れを通し、鉄郎は一歩ずつ大人へと近づいていく。
SFアニメブームで一斉を風靡し、さらに現在なお続編が描かれ続けている傑作の原点。「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」「クイーン・エメラルダス」、さらには「男おいどん」まで、松本零士のほとんどの作品が同じ宇宙に存在し繋がってくる、そのライフワークともいえる代表作のTVアニメーションシリーズ。BOXセット第1弾は、旅立ちを描く第1~16話までを完全収録。(田中 元)
やっぱりTV版が好きかな
★★★★☆
プォ〜と言う音の後にシュッポッシュッポッ、そしてレールを外れて
飛び立つ図、これがないと銀河鉄道999という気になりません。
ささきいさおさんの歌も、この物語をよく表現している名曲だと思います。
小学校低学年の頃見ていて、あのオープニングを聞く度に
銀河鉄道に乗って旅をしている気分になったものです。
絵が荒く、とんでもない設定やネーミングがあったり垢抜けない所も
あるTV版ですが、人の哀しみや業、憎しみや愛情などをより
感じられるのはこちらではないでしょうか。
特に、ラストシーンの999と777が別れていくシーンは最高です。
そして、けしてハッピーエンドだけではなく、釈然としないまま
終わる回もあって、見せすぎ・書きすぎがあまりなかったことも
良かったと思います。クレアさんも、あれだけの出演で
身を犠牲にして亡くなってしまうからこそ、その存在が光ったのです。
(でも丸々1話分は費やして欲しかった)
劇場版はTV版の美味しい所取りでしたし、ゴダイゴの歌が
ありましたので人気があるのはもっともですが、
やはりより深みを感じられるということで
TV版に軍配をあげたいと思います。
三つ子の魂百までではないですが、
今もどこかで999が走っているような気がしています。
大人になって息子と見ています
★★★★★
小学生の頃、第1話からテレビで毎週欠かさず見ていました。
子供のときは鉄郎の持っている戦士の銃がカッコイイとか、
銀河超特急に乗って宇宙を旅することに単純に憧れて見ていた
気がしますが、大人になって改めてDVDで見直すと、各ストーリーが
とても教訓めいていて、非常に奥深い内容であることに改めて驚きました。
小さいときにただ夢中になってみていたアニメから、知らず知らずの
うちに世の中で生きていくための道徳的価値観を教えられていたんだなあと
感心しきりです。
今は息子と一緒になってアニメを楽しんでいます。
名作です
★★★★★
リアルタイムでは観ていませんが、再放送を観て以来ずっと頭のなかに残っていました。鉄郎やメーテルなどの個性的なキャラクター、味わい深いストーリー展開やナレーションは本当に名作です。また30年前の作品であるにも関わらず、今の世相を表しているようなストーリーもあってドキっとさせられました。
メーテルに憧れた頃
★★★★★
モデルは、宮沢賢治の「銀鉄道の夜」ですが、これほど現代的に宇宙を描いた作品はないのではないでしょうか。
列車がプラット・ホームから静かに離れ、やがて銀河を目指して走っていく光景は、感動してしまいました。登場人物は、鉄郎とメーテルが中心。メーテルは優しくて、どこかの令嬢に見えたものです。メーテルの優しさと銀河の夢に憧れたアニメです。
懐かしいです・・・
★★★★★
もう20年以上前、小学生だった頃第一話目からいきなり衝撃的な内容だったことを覚えています。それから毎週楽しみに観ていました。映画も良いですが、一話一話毎回考えさせられる内容ばかりです。子供時代、このアニメにより嫌な事を乗り越えられた気がします。今回購入した理由は子供が大きくなって(まだ2歳なので・・)一緒に観て、少しでも何か感じてくれて(命の大切さ等)嫌な事を乗り越えられる強い心が養えればいいと思ったからです。最近のアニメは戦い中心で、道徳的な内容のものは少ないように思われます。子供が観てくれればいいのですが・・・