原作を全部読んでいて、最近になり映画のDVDを少しずつ見ていってる者です。

おまつり男爵は賛否両論ある事も知っていましたが、感想は悪くないと思いました。

確かにワンピースとしては異色の作品で、ダークで、怖いシーンもあり、子供向けとは言えませんね。

ワンピースではいつもルフィのそばには仲間がいて、作中でルフィも一人では生きていけない事を公言してます。
その仲間がもし居なくなったらどうなるか、それがこの作品のテーマでしょう。
その結論があのエンディングなんでしょう。個人的には最後のルフィの笑顔に救われた気がしました。やっぱり仲間あってのルフィなんだと。

よく仲間の言動に違和感がある、という意見を見ますが、それは同意です。結束の強い麦わら一味があれくらいで仲間割れはしないと思います。でも監督も確信犯でやってるな、ってのも感じ取れました。あれはおまつり男爵の策略です。(作中でもおまつり男爵の目的については言及されてました。)

ただやはりラストシーン、ルフィ以外の麦わら一味が何事も無かったかのように集まってくるのは少し引っ掛かりました。百歩譲って戦いの記憶を消されたんだとしても、ボロボロのルフィを見て心配する声がひとつも上がらなかったのは何で?それでいいの?

あと、花のこととか、無数の矢が瞬時に消えたこととか、何でなのか説明不足だったように感じます。適当に脳内補完してますが。

しかし、何だかんだ船長達の最後の決戦は感動しましたし、ダークですが、これはこれでアリだと思えました。

ワンピース本来の雰囲気とは違うので観るなら原作か、他の映画を観てからの方がいいと思います。

笑いが多めにあり最後に油断してると泣かされる名作
兎に角笑いのテンポが絶妙に上手かった
さらに作画はアニメ界代表するアニメーターが手掛けています
なので映像のクオリティ半端ない
文句なしに楽しめるのでは

絵はキレイだが、
『ワンピース』ファンは、
キャラ設定に違和感を感じ、
原作を知らない人は、もっと楽しめない。

細田守監督フェアということで鑑賞したものの、
途中で離脱･･･