いくら何でもこれはない…色あせていく名作テレビアニメ!
★☆☆☆☆
ウォレスとグルミットの3作目まではイギリスで製作されたテレビ番組アニメ。3作が短編アニメとしてあまりに優れていた為に、ハリウッド資本が入り4作目は長編劇場版となった。音楽担当はハンス・ジマーという超力の入れようだったが、「チキンラン」でも分かるようにニック・パーク作品は長編には向かない。4作目は残念ながら肩透かし的な出来映えになってしまった。
本品は初期のテレビ版3作品を収録したものだが…今まで何度も×何度も 発売されているタイトルだけにBlu-rayでデジタルリマスターといっても高すぎるのではないだろうか?そもそもテレビ用に作られているのでデジタルリマスター版にしたところで差ほどの効果は望めないのではないだろうか?
因みにジブリによって、主役のウォレスの吹き替えが津川さんに変わったのは嬉しくない。
ウォレスって毛はないけれどまだ「恋する年頃」ですよ。津川さんは名優ですが、いくらなんでもそれはないだろう。年齢的に違和感があり過ぎる。「欽ちゃん」のアドリブ吹き替えが良いか悪いかは別として、まだ欽ちゃんの方が声に若さがある。津川さんの声には年齢が出てしまう。この吹き替えによって作品の魅力が半減してしまった。本品は「買い」ではない。従来のDVD版で十分だろう。