犬夜叉に限らず、高橋留美子先生の劇場版アニメ（犬夜叉・うる星やつら）ってなぜかストーリーが複雑になりがち。

絵もテレビ版とほとんど変わらないし（丁寧に描かれていない）。
いいのは、和田薫による音楽がいいぐらい。

劇場版だからと言ってそんなにはりきらなくてもいいとは思うのですが。
演出にこだわりすぎの感があります。

この作品は犬夜叉×かごめ要素満載ですのでファンには良いと思います。斯くいう私もそうですし。
ただ、神久夜の正体がいまいちよくわからなかったり、神楽&神無が最後どうなったかも不明だったり、その点は消化不良かもしれません。なんだか後味が悪かったです…
あとおまけCDで殺生丸が主役ということになってますが、せっかく「戦国御伽草子殺生丸」と銘打ってあるのだから、映画の宣伝でなく普通のアニメのようなストーリーものでよかったんじゃないかと感じました。まぁ、DVDのおまけCDという特性上やむを得ないのかもしれませんが…。

えーと…、犬夜叉好きの僕から言わしてみれば劇場版第1の『時代を越える想い』よりも劇場版第2の『鏡の中の夢幻城』の方が面白いと思います。
確かに『時代を越える想い』も面白いのですが、こちらの『鏡の中の夢幻城』の方が面白さが倍増してるような気がします。
犬夜叉好きの僕は『時代を越える想い』よりも『鏡の中の夢幻城』方を結構観ています。
犬夜叉、最高です。評価の星は55個あげたいです。

前作「時代を越える思い」は感傷的な場面が多かったですが、今作はアクション面を前面に押し出した形になっていますね。私的には前作のストーリーよりも好きです。
犬夜叉とかごめの恋愛劇も結構ですが、元が少年マンガである以上、やはりバトルシーンが多いほうが盛り上がります。
前作には登場しなかった奈落も、今作では冒頭からいきなり現れます。
普通、アニメの劇場版には“原作の敵は出さない”というのが業界の暗黙の了解なのですが、今作はその慣例を打破しております…!! 視聴者としてはどうでもいいことですけど…。
ストーリー的にはよくある娯楽映画ですが、楽しめればそれでいいと思います。不満は、殺生丸の出番がほとんどないこと。まぁ、その点は次回作「天下覇道の剣」に期待してます! 鋼牙は全く登場しませんでしたけど…なぜ? 鋼牙ファンも結構いると思うんですけど…。
総合的には良かったです!

絵が丁寧で、見ててきれいだった。
殺生丸が出番がなかったのが残念。
カグヤ姫の伝説を上手いことつかったな～と思った。