11歳の平凡な少年ワタル(声・松たか子)は、ある日クールな転校生ミツル(声・ウエンツ瑛士)が不思議な扉を開けて中に入っていくのを目撃する。扉の向こう=幻界(ヴィジョン)へ行けば、一つだけ願いが叶うのだとミツルはいう。そんな折、ワタルの父が失踪し、母は心労で倒れてしまった。家族を再生させるべく、ワタルはその扉を開けるのだが…。
宮部みゆきの同名小説を原作にしたファンタジー・アニメーション大作。デジタル映像センスに定評のあるGONZOが制作を担い、さすがの画のクオリティを保ちながらファンタジー世界を巧みに構築しており、千明孝一監督の演出も手堅く好感は持てるが、今ひとつ映画ならではの飛躍感がほしかったというのが実感である。声優初挑戦の松たか子はなかなかの熱演であった。(増當竜也)
宮部みゆき作品
★★★★★
やっぱり、宮部みゆきの本は、何かしろ問題がありますね。
まあ、そこが面白いんですが。
ブレイブストーリーでは、主人公の父親が離婚してどこかに行ってしまいます。
美鶴の家庭問題はかなり重たいです。
小説にある旅の部分は、映画のためかなりカットされています。
小説を読んだ人からすると、最後が違うことに築くと思います。
さすがに、小説では死んでいますが、あの大事な人は殺してはいけないのでしょう。
最後は感動です。
この商品は、本当に好きな人でなきゃ買う必要性はないと思います。
ふつうに楽しめる。
★★★☆☆
映像も美しく、お話も素敵で泣きました。
本作品も、キャストに俳優さんを起用した作品ですが、全体的にさして違和感は感じません。特にワタルは、常盤さんが演じているとは話を聞くまで気付かなかったほどにお上手。
特典ディスク収録の、子ども番組内で放映されていた「じゃかじゃかジャンケン」映像も○でした。
映画の中では、あまり楽しそうな表情や、子どもらしさをのぞかせない印象のワタルくんやミツルくんたちが、歳相応にかわいらしくほほえましいです(^ ^)
ただ、はしょった感が出すぎています。
観ているほうは展開の速さに拍子抜けというか、置いてけぼりをくらう感は否めません。
私は映画を観たあとで小説を読んだのですが、原作から入った方には、特に受け入れがたい点が多々あるかと思います。それらが、作品の説得力や感動を半減させてしまっているのが残念。
長い原作を二時間という枠組みに収めなければならない点を差し引いたとしても、もう少し丁寧なストーリー展開にして欲しかった。
エンディングの差異も、賛否両論でしょう。
個人的には、映画のほうが後味は良く、ホッとしました。原作のシビアな余韻も捨てがたいけれど(^^;) 映画館では、クライマックスで泣いている子がたくさん居ましたから・・・
いろいろ文句がありつつも、ついDVDを買ってしまったので、☆三つ。
単純におもしろく、良いお話だと思います。
小学校五年生の時に、この映画を観てみたかったなぁ・・・
いいところもわるいところも
★★★☆☆
映像綺麗で可愛く、声もまぁ芸能人としてはまだ良いほうかと。
でも基本的にアニメは本職声優さんのほうが好きです。
(演技力を非難しているのではなく、声の質とか演じ方とかは声優と役者は違う・・・両方こなしている方とか役者でもはまり役は偶にいますが)
ただ、映画・アニメ・ドラマに共通してありがちな端折りが辛かったです。
小説のほうを先に読んだのですが色々ない部分が多く、本筋からごっそり外した設定とかが感動を半減させた感は否めないです。
成長とかも小説のほうがじっくりと長いためもあるとおもうんですが実感できました。
世間の評価がいいのでコレクターズ購入しましたが普通でよかったかも;
特典映像は多いですがよっぽど好きでないと多少ウザめなくらい同じようなのがありますね;
キャラはほんと可愛かったです。
そこは映像化して正解な部分だと思ってます。
ミツル人気も頷けました。
・・・うーん
内容としては小説をオススメします。
映画見た後に作者の本意を再び垣間見てみると面白いかもですよ。
TV局の映画化で、オリジナルの良い部分が全て台無しになってしまった残念な「勇者の物語」
★★★☆☆
少年がバラバラになった家族の幸せを取り戻すため、
剣と魔法の異世界に旅をし、仲間と出会い、成長していく物語。
原作はとても良い作品なのでしょう。
映像も綺麗で良くできており、剣と魔法の世界は子供の心をワクワクさせる想像に溢れています。
ストーリーも人としての成長を描き、学びが沢山含まれています。
しかし利益を追求するTV局が映画化した時点で間違いが始まったのではないかと思われて仕方ない。
何故なら、様々な作品から流用したのでは?と思われる場面が多数存在するため。
「ラピュタ」の牢獄に似た場面、飛行船見張り台のパズーとシータのひと時の様な場面。
「もののけ姫」のだいだらぼっち?
「千と千尋」の顔なし?
「ロードオブザリング」のサルマン?
一瞬「エウレカセブン」の抗体コーラリアンも?
同時期で競合した「ゲド戦記」の原作の・・?
他にも探せばきりがないでしょう。
そして、剣と魔法、ドラゴンなどの物語を選んだ時点で、2006年ファンタジー全盛期として、
興行収入を狙ったとしか思えない映画化。
原作はとても良いのかも知れません。
映画の映像やストーリーも良くできており、かなり楽しめます。
しかし、あまりにもTV局の思惑と真似事の様な風潮が見え見え過ぎて、
どんなに中身が良いとしても、この映画は最終的に心が受け付けませんでした。
オリジナルの良い部分が折角沢山あるのに、真似と思われる部分で全て台無しになってしまっています。
豪華キャストの影で・・・
★★★☆☆
この作品は主要なキャラを有名人がしていることで話題になりましたが、私としては
あの石田彰さんがジャイアンみたいなキャラをしていたのにはびっくりしました。しかも出番
が短かったのもショックでした。石田さんファンがこのことを知らずに見たらどんな気持ちに
なるんでしょう。