発表当時にコレを観た時は本当に「スゲ〜！」と素直に思いました。
作画も丁寧この上ナシ！音楽もキレが良く、作品全体に渉って作り手渾身の気合いが感じられる傑作。
３巻モノですが、この第１話がテンポ、設定、ストーリーどれをとっても１級品。

ファンに媚びてるの？って思うほどのファン心理を押さえまくるキャラ設定はすごいね。
物語としては普通に面白い。
でもどこかで見たことある能力者のオンパレード。
しかも２〜３巻といくにつれて無理矢理暗い展開に・・・。

このシリーズ、作者に技量があれば物凄い人気シリーズになったと思う。
個人的に今ひとつになった理由をあげれば、

１・読子に忘れられない彼氏がいる。
２・ファンをつかむ前に作り手がやりたいことをやりすぎた。
３・メディアミックスでありながら、掲載紙を間違えた。

単純に思いつくままで３つ。
１・は読子が視聴者をまるで見ていない設定。
せめて読子のことが好きな男を物語序盤から出すべきだった。
彼氏のいる女にそれほど魅力は感じない。

２・は本来読子みたいなファンに媚びまくりな設定のキャラで勝負するのだから
しばらくはコメディーで行くべき。
固定ファンをがっちりつかんでからシリアス路線に行くべきだった。
肩透かしを感じて離れたファンは多いと思う。

３・は書いてある通り。
マンガをコミックスで読んだが、同じ主人公がいるだけのまるで別物。
はっきり言って駄作。
少年サンデーかヤングサンデー辺りでコメディー路線で行くべきだった。
発行部数の少ない雑誌で終始暗い内容で誰が読む？

ま、それでもありがたいもんでオタクなファンは「メガネ」や「巨乳」といったあからさまな撒き餌的設定にもしっかり食いついてくれる。
「一部熱狂的ファンに支えられ・・・」なんて駄作が使う苦肉の売り文句。
ほんとにファンてのは盲目だ。

とはいえ色々書いたけどこの第一巻だけは面白い。
２巻以降は見るに値しないがこれだけはお奨め。

長い黒髪でしかも黒縁眼鏡で引きこもり系と来て、それだけでも最高ですね。
それに、アクションなんかも良く出来てると思います。
シリーズとしては短いのに良く詰め込んだなと感心しました。

スタートから明るくテンポ良く物語が進んでいきます。主人公・読子はメガネ・地味・実はナイスバディーとオタクなファンを集めそうな設定ですが、読子を含め脇役、敵役が皆魅力的なので見終わったときは「面白かった。でももう終わり？」と思うほどです。第２巻、３巻と進むにつれ暗い内容になっていくので第１巻が恐らく一番面白いと思います。一見の価値有りのアニメです。

面白い！
無理矢理続編の「THE-TV」より１００倍面白い。
ウェンディがいい！

荒唐無稽で奇想天外。およそヒロインらしくない主人公の大活躍。はじめて観た時は衝撃を受けました。オススメの逸品です。是非１度ご覧あれ。