悪の組織と戦うスーパードッグ・ボルト
★★★★☆
飼い主の少女を守るためスーパードッグに生まれ変わったボルトは今日も悪の組織と戦います。
脇腹にはスーパードッグの証の稲妻マーク、目からはどんなものでも溶かすことができるビームを発し、力を込めて一声吼えれば衝撃波でヘリ部隊も全滅です。
しかし、それはテレビドラマの中のお話。ボルトは外界と遮断された映画セットの中で育てられ、ドラマの中の出来事が真実だと思い込んでいます。ここまで観てこれって動物虐待なのでは?と思い少しぞっとしました。でも、ディズニーの子供向けアニメなんだし、そういう事には厳しそうなアメリカの作品なのでそんな風な見方をする人はいないのかななどと考えたりしました。
さて、物語は犬(ボルト)と猫、それとハムスターの3匹がボルトの飼い主の少女(悪の組織にさらわれた)を探す旅を描いています。外界に出たボルトが自分がスーパーヒーローでは無いとことを自覚し、仲間との友情を育むといった内容です。冒頭の撮影シーン以外は落ち着いた感じ着いた感じで進みますが、動物が好きな方には楽しめると思います。私はヒーローマニアのハムスターが気に入りました。
オープニング
★★★☆☆
最初の劇中劇のシーンだけが素晴らしい!
何度も観たくなるほどいい!
ですが、あとは予想の範囲を一歩も出ません。
途中で何度も寝てしまい戻して戻してなんとか観終わったくらい。
犬好きの家族に。
アバターよりずっといい!
★★★★★
カールじいさんもなんとなく面白みに欠けましたが、アバターには「やられた・・・感」が強かったです。
ボルトもあまり期待はしていなかったのですが、人間世界と動物との関係、そこからみた動物への印象という点で笑わされたり、感激したり、また程よくジョークも効いていてさすがはディズニーと唸らされました。
これに比べるとアバターのジェームズキャメロンは脚本的には老残をさらしているとしかおもえません。
エンディングで主人公の女の子が降板し、代役の登場が回復手術のシーンだなんて本当にドラマなどによくありそうでウィットに飛んでいます。
アニメのボルトとVFXを駆使し3D映像が頼みの綱だったアバターと、どちらが力作かといえば当然前者になりますね。
途中、飽きるかな・・・。
★★★☆☆
そろそろ3歳になる子供が初めて見たDVD映画。子供はDVDが擦り切れるんではないか!と言うほど毎日3回見ていました。
でも毎日見ている場面は、ボルトと女の子が映画で活躍する場面のみ。「これは映画の世界」の映画の部分のみ。
なぜか途中で飽きます。決してつまらなくないのですが、飽きる系でした。残念。
個人的には、江角さんの声が鼻について・・・ それが飽きる原因だったような。
単純だけどそこがいい!そして映像がすごい〜!
★★★☆☆
どこか「トゥルーマンショー」を思い出させるし、
けっして奇想天外なアイデアなんかじゃないのかもしれませんが、
自分を”スーパードッグ”だと信じ込んでしまっている普通の犬が
実はそうではなかったことに現実の世界で気づいて・・・という設定そのものが私は気に入りました。
(大人の社会も、社員たちを平身低頭させる”スーパーパワー”を持った大会社の社長さんだって、
所詮その力の源は「社長」という肩書きだけなんじゃないの?なんて思えたりもするし・笑)
特に意表を突く展開もなくだいたい想像どおりに話が進んでいくのだけど、そのお約束感が
心地よくもありました。
そして、感心させられたのは映像です。劇場ではたしか3Dで上映されたと記憶してますが、
飛び出さなくてもじゅうぶんすごい!キャラクターたちのいい意味でのCGチックな”作り物感”と、
背景(例えば荒々しいアスファルトの質感など)の超リアルなテクスチャの組み合わせが、
違和感ではなく不思議な調和を生んでいて、その対比を見ているだけでも退屈しませんでした。
(ネズミが主人公のなんちゃらのレストランより数倍ステキな画でした!)
ちょっと精神的に落ち込んでいたので、なにも考えず単純に楽しめるものをというくらいの
動機で借りてみた作品ではありましたが、期待以上にいい気分にさせてくれました。