物語は一つの山場を迎え、以降ラッカとレキ、二人の「罪憑き」を中心とした展開へ。失意と絶望の底から自分を取り戻していくラッカ、そして深い葛藤を抱いたまま「罪」に縛られ続けるレキ。それぞれの想いが、ゆるやかに流れる時と同調するように、静かに、切々と描かれ、じわじわと染みるように心に響いてきます。
クライマックスへ向けて徐々に物語が収束していく第4巻。各話に味わいがあるので、じっくりと堪能してみて下さい。
※収録話:「鳥」 「井戸 再生 謎賭け」 「クラモリ 廃工場の灰羽達 ラッカの仕事」