四凱将の「仲間」をも罠にかけるオスカーやタイラント伯爵の冷血・狡猾さと、敵であったフングスに最後はとどめをさすことで、少しでも楽に死なせてやった風とは、対照的な感じもします。
「混沌」や「オメガ」といった、シリーズの最後にはとても重要になるものが、この巻のあたりからはっきりと示されるようになってきます。