スカパー!AT-X放送のTVアニメ『フィギュア17 つばさ&ヒカル』の
第7話を収録したDVDです｡1話/約46分という既存のTVアニメの媒体を覆す
野心的な試みの中､つばさとヒカル｡見た目は同じ中身は対極の二人の少女を
中心にゆっくりと戸惑い成長していく姿を丁寧に捉えています｡

高橋ナオヒト監督が｢ToHeart｣でも魅せた日常描写の美しさを
長い尺をじっくり使って丹念に仕上げており､とても安らぎ､和ませてくれます｡
SFバトルアクション要素はヒカルという存在を確立させるためのの方便に過ぎず､
家族と友達､家庭と学校での様々な人間関係の温かさ､大切さが滲み出る隠れた名作です｡

第7話｢さよならは言えますか｣★★★★☆7/10点
　最後のマギュアを倒し､近づく別れをひた隠すつばさに対するヒカルの気持ちの大きさを
　切なく描いています｡相沢翔の提案から始まった学芸会の練習シーン中心に
　小学生というキャラを演じながら彼らが舞台劇を演じた場合どうなるのか？
　声優の演技の幅の広さがよくわかる物語です｡その端々で彼女のやるせなく､
　口に出せずにわざと明るく振舞う様が胸を打ちます｡配役､演技指導から舞台設備まで
　きめ細かい描写も光る穏やかなひと時です｡

二人には毎度毎度感動させられます。
やっぱフィギュア最高だね！！

北海道はデッカイドウ(笑
なんて思いながら見てます(^^;
つばさとヒカルの感情が上手く表現されていてイイ感じです。