テーマの伝えかたは上手いけど
★★★☆☆
個人的な趣味を差し引けば、作品の評価は星は5つです。
日常に数多ある、目を背けてしまいがちな問題を、環境や人の業といった切り口から見せる伝えかたは、流石の一言。
しかし、その反面で「気持ちが悪いほどニューエイジ」で、「暴力的なほどワンワールド」な結びには、私のようなアマノジャクは「いささか押し付けがましいよ」と、反感を覚えてしまう。
スピリチュアルな思想に共感できる人には、テレビアニメの領域を超えたメッセージを与えてくれるでしょう。
私の個人的な感想として、テーマには共感できるものの、アニメとしてはトキオくんの扱いに不満を覚えたので、星は3つにしておきます。
中盤やたらと人間関係で引っ張っておきながら、あのラストは尻切れトンボな印象が残って残念でした。
まあ、ラブコメであるまいし、人間関係うんぬんを求める作品ではないですが、人と世界との繋がりを語るなら、確固たる人と人との絆もあっていいんじゃないかなぁ、と。
見たあともに残る素敵な作品でした
★★★★★
説教くさいアニメというような話を聞いていたので、
悩みましたが河森作品ということと値段が安かったので購入しました。
最初だけヒロイン役の女の子が関西弁ということで(関東在住です)方言に違和感を感じてましたが 、作られたキャラという感じではなくすぐに自然な演技に親しみと好感を持てました。
毎回色々なテーマについてとりあげており13話でうまく完結できるか心配しましたが、
そこはマクロスFやアクエリオンの河森さん、最後の2話からの展開と想像を超える結末に感動ものです。(ちょっぴり切ないとこも)
この作品は単におもしろかったというだけではなく、自分が当たり前のことを考えてすらいないということにたくさん気づかされました。
粗探ししたら色々な立場の人から突っ込み満載な演出?もありますが、視聴者が疑問に持たなかった日常の重要なことに目を向けさせたということが作り手側の狙いなんでしょう。
食べ物のこと、言葉のこと、生まれる前のこと、敵と自分のこと。
思わず検索エンジンで"出生率 曜日別"なんて調べてしまい勉強しました。
おやっと思うところはありましたが、こういうメッセージを持つアニメならそういうものだと思います。
地球に生まれた人なら、人生で2回以上、大人になる前と結婚して子供が出来る前にみるといいなと思いました。
評価の分かれる作品です。
★★★★☆
これほど評価の分かれる作品はないでしょう。
粗探しをしたらきりがない。作中の登場人物が漏らす文明批判にしても随分と偏った意見だし、
短い話数で様々なテーマを扱ったため消化不良の感があります。
一方で、効率性を優先してきた近代文明の負の部分を具体的に取り上げ(画一化された教育や
妊娠中絶等)、それを娯楽作品として演出した点は高く評価します。
終盤、主人公が個人の幸福を捨てて地球への愛に目覚める過程は素直に感動しました。
菅野よう子の音楽も素晴らしい。
こういう作品こそレンタルを通じて廉価で視聴できる方が良いのですが・・・。
個人的な所感は「キズはあるが、それ以上に愛情を覚えてしまった作品」です。
第6話「はじめの一人」
★★★☆☆
DVD第3巻の第6話「はじめの一人」
主人公の樹奈と時夫が桜井先生のアパートまで後を着けて行き桜井先生にバレた二人が先生の部屋に招かれる時の樹奈のアップが一瞬だけスタンダードサイズの映像が16:9のサイズに引き伸ばされてしまっています。
これがBoxでは修正されている事を願います。
河森監督ご乱心(嘘)
★★★★☆
バンビジュさん怒涛の廉価版ラッシュにお財布大ピンチのこの時期にアルジュナ登場です、G☆Aと被るのは困るって人は趣味嗜好の幅広さと貧乏を呪いなさい。
さて、既発のDVDを持ってる者からの注意点を幾つか。まずTV放送版とは違いが色々とあり過ぎます!原発が反応炉になってたり・・・妊娠中絶の話に至っては放送すらされませんでした(CSのNECOさんではやったみたい)
この辺りの話は当時黎明期(でもないか)のネットでも色々言われてたので調べれば今でも解りますがこの内容を夕方ガチで放送していたテレ東さんスゲェ!そして娯楽番組として作った河森監督・・・おかしいってコレ、好きだけどさ。
ちなみにUS版BOXには河森監督のインタビューが収録されておりまして興味深くかつ大した事ではないこぼれ話を語っております、ぜひこのBOXにも特典として入れて欲しいですね
この作品をきっかけにロハスでソトコトな生活に入っていった方もいらっしゃるようですがアクエリオンやマクロスF観たらどうなるのか?どうでもいいですが気になります。
結構重い作品ですので☆は一つ減らしてますが個人的には10個でもいい位好きな作品です、お安いですよコレ!レンタルにもあまりありませんしこの際買ってみてもいいんじゃないでしょうか。