一見ご都合主義的な印象を与えるかもしれませんが
ストーリー上に必要性の無い設定など一切省いていて
非常に洗練された話作りになっています
ラブコメの面白さの要となるキャラクターの感情の流れは秀逸で
キャラ同士のコミュニケーションや
心理状態が非常に細かく丁寧に描かれており
特にヒロインの一途さがこの世界の居心地のよさを演出してくれます
長年思っていた相手に再会して、名乗るまで全く気が付かない物なのか?主人公は実家を勘当されてどうやって生計を立てて学費を捻出しているのか?主人公の気持ちががヒロインに傾いて行くプロセスもほとんどわからないまま、いつの間にか相思相愛状態になっている、等々。
これだけの反響がある作品ですし、原作を読まれた上で視聴するならばきっと違った感想も出てくるのかも知れませんが、アニメとして独立した作品としては少々物足りません。