ピティ・パブロは、見事なパーティー・ビートにもまれた、しなやかなしわがれ声のボーカルの持ち主だ。彼は故郷のノース・カロライナ州を有名にしようと固く決心していて、本当にやってのけるかも知れない。ネリーほど口当たりがよくなくミスティカルほど大胆でもないこの個性的なラッパーが得意とするのは、ダンスフロアよりもフットボール・スタジアムが似合いそうなヒップホップによる賛歌だ。なかでも（少なくともクリーン・ヴァージョンの）「919」はノース・カロライナのプロスポーツ・イベントの人気曲になる運命にある。パブロは聴いておいて損はなく、本作はそこらの南部ラップの1枚上をいっている。また、ティンバランドのプロデュースによる素晴らしいビートが本作にアクセントを加えている。（Rebecca Levine, From Amazon.com）