Frasier: Complete Fifth Season [DVD] [Import]
価格: ¥2,836
「フレイジャー」第5シーズンには注目すべきテーマが2つある。1つ目はロズ(ペリ・ギルピン)の予期せぬ妊娠で、かぞえきれないほどいろいろな男性との情事についてジョークを飛ばしていたラジオ番組の悩めるプロデューサー、ロズとしては、当然そうなるチャンスはあったわけだ。2つ目はナイルズ(デビッド・ハイド・ピアース)と冷淡な妻マリスの後日談で、とうとう山場を迎えそうな気配になる。だがたとえ円満な結婚生活を営んでいたとしても、ナイルズがダフネ(ジェーン・リーブス)に惹かれるのはもちろんとめられない。フレイジャー(ケルシー・グラマー)のラジオ番組は順調で、放送1000回のお祝いとしてシアトル市長が「フレイジャー・クレインの日」を定めてくれる(そのためキャストはめずらしくシアトルでロケーションすることになった)。とはいえフレイジャーはKACL局の経営陣との間で問題を抱えていて、契約更新が難しい思った彼は、エージェントであるビービー(ハリエット・サンソム・ハリス)の事務所「ダークサイド」に戻ろうかという気になる。フレイジャーの私生活はあいかわらずさえなくて、申し分のない女性(セラ・ウォードが動物学の研究者でもあるファッションモデルを演じ、リンゼイ・フロストが有能な弁護士を演じている)に出会っても変わらない。どのシリーズでも恒例になっているとおり、第5シーズンでもフレイジャーの元の妻リリス(べべ・ニューワース)が登場するが、奇妙な展開をみせ、フレイジャーの父親(ジョン・マホーニー)はガールフレンド(マーシャ・メイスン)と重大な局面を迎える。「フレイジャー」は本シリーズにより、5回連続してエミー賞のコメディ部門で作品賞を受賞し、グラマーは3回目の主演男優賞を、ピアースは2回目の助演男優賞を受賞した。またフレイジャーの執念深いギリシャ人のおばを演じたパティ・ルポーンがコメディ部門のゲスト女優賞にノミネートされた。(David Horiuchi, Amazon.com)