【現代的なハード・バップが楽しめるサックス・バトル作品】
のっけからノリのいいご機嫌なハード・バップが飛び出してくる。エリック・アレキサンダーとビンセント・ハーリングが正面からぶつかり合っての真っ向勝負。ハードなブローが得意のふたりだけあって、丁々発止としたバトルを繰り広げていく。マイク・ルドンのピアノを中心としたリズム・セクションも万全の体制でふたりサポートし、その上で個々の持ち味も発揮してみせる。ライヴの雰囲気もいいし、快演が生まれる要素がすべて揃えば、このように見事なアルバムが生まれるという、これは典型的な1枚。〈スキヤキ（上を向いて歩こう）〉の解釈も面白い。【聴きどころ】Track(1)「Pat ’N’　Chat 」　クインテットの全員が最高のプレイを示す見事な演奏(jazzyellより）
■曲目
1.Pat ’N’　Chat 2.Sukiyaki 3.Inception 4.Dig Dis 5.You’ve Changed 6.Here’s That Rainy Day 7.Mona Lisa 8.Timothy
■Member
Eric Alexander(ts), Vincent Herring(as), Mike Ledonne(p), John Webber(b), Carl Allen(ds) Recorded at Smoke, New York, NY on August 19 & 20, 2011