信長の野望 天下創世
価格: ¥10,290
コーエーの誇る一大人気歴史シミュレーションシリーズの11作目で、シリーズ20周年を迎えて開発された作品。2003年9月12日に発売されたWindows版からの移植となるもので、これまでのシリーズ作と同様に日本の戦国時代を舞台に各地に割拠する戦国大名の中から1人選び、北は蝦夷地から南は薩摩までの全国制覇を目指していく。
今作では3Dによる城下町を自在に作ることができるようになったのが特徴で、このPlayStation2版ではその描写能力を活かし、奥行きのある描き込まれたグラフィックが楽しめるようになっている。また、ゲームクリアー後にはPS2版オリジナルのシナリオが選べるようになっており、1551年「家督相続」から1582年「本能寺の変」までの350以上のシチュエーションを楽しむことができる。さらに、「入門」と「超級」の2つのゲーム難易度が加えられたのが特徴だ。
ゲームの流れはこれまでといっしょで、「内政」や「外交交渉」によりみすぼらしい町、および領地を反映させていくことから始まり、そこで資金や武器などを調達し、「合戦」で相手国を攻め落として自分の領土にするという工程をくり返して全国制覇を目指していく。「天下創造の夢」がテーマになっている今作では、自分の思い通りに領土を作ることと徹底的に壊すことという、相反する事柄が表裏一体となった紙一重の緊張感が味わえるようのがポイント。(田村 雅)