このDVDに対する不満が多いのは画像の面であるとか編集の面であるとかであって、コンサート自身に不満のある人はいないだろう。吉田拓郎とかぐや姫という時代を作り時代を超えた男達が、1975年のリバイバル的コンサートを2006年に同じ場所で行った、そのエッセンスとスピリットを見事に捉えたDVDである。

南こうせつ率いるかぐや姫は、観客の中に入り込み、観客の同調を誘っていくという点で独壇場であるし、吉田拓郎は相変わらず、そのカリスマ的な弾き語りでぐいぐいと観客を引っ張っていく。異なった個性がぶつかり合い、一つのコンサートを完成させていくプロセスはドキュメントにもよく収録されている。曲目に収録不足があることは否めないが、それでも十分に楽しめるだろう。中でもスペシャルゲストとして登場する中島みゆきと吉田拓郎が聞かせる「永遠の嘘をついてくれ」は伝説となるだろう。

流石にNHKハイビジョン放送の中では"ペニーレインでバーボンを"を原曲のまま歌う訳にはいかんでしょうな。

NHKでの生中継・総集編も録画しており、それでも放送されていない曲に対して期待して購入しましたが、まず画質が問題。NHKハイビジョン画質にDVD画質が敵わないのは当然として、なぜかわざわざ垂直解像度を半分に減らした画質で収録。全く理解できません。それと当然全曲収録と思っていたのが、相当数の曲がカットされているのにもがっかりです。カメラ切り替えはNHKで放送されたのと全く違い、カット切り替えが非常に多く、またミュージシャンや客席を捉えたカットも多いです。これを非難されたプレビュー記述もありましたが、私はその場の雰囲気をよく理解できたような気がして好感を持っています。編集や画質など「商品としての価値」では大幅減点ですが、内容そのものは好印象。総合して星３つ評価としました。

先日、再放送されたNHKBS2を録画しました。衛星放送のアナログ電波？のほうが本DVDより
はるかに綺麗でした。こういった作品に関わらず、画像が鮮明であることの重要性を改めて痛感した次第です。(大画面で鑑賞すればわかります。！！）
更に、選曲がNHK総集編とそっくり。びっくりです。NHKと拓郎側とレコード会社の間に何かあるのか？と思えるくらい口裏があっています。
しかし、厳密にいうと「イメージの詩」はNHKは完全収録でDVDは途中から。「シンシア」の代わりに「我が良き友よ」、「生きていなけりゃ」と「ひらひら」が入れ替わっています。

しかし、せめてラストステージ(拓郎第3部）は全部収録してほしかった。

（拓郎オンリーの完全版なんか出るとさらにうれしいのです。・・・ちと悪のりですか。）
結局、BS総集編と同じ内容だよって、（かぐや姫もしっかりついてくる）ことを納得づくで購入される方は幸せ者です。
小生もその１人であります。世紀の大コンサートを見られた幸せ者です。

コンサートは残念ながら途中退場。後ろ髪を引かれる思いでした。
その後ＴＶでの放映を録画し、自分の見られなかった場面も堪能しました。
そして待ちに待ったＤＶＤです。
しかし曲が少なすぎます。聴きたい曲がカットされており残念！

ぜひ全曲を収録した完全版ＤＶＤの発売を期待します。
もうとにかくそれに期待するしかない！
ぜひお願いします。

数年前の思いが、身近にでき大変感謝しています。