ヴォイス
価格: ¥2,106
上原ひろみの新たなる伝説が生まれる新生最強トリオ作品 昨年12月3日オーチャード・ホールで行われたスタンリー・クラーク・トリオのジャパン・ツアー最終日を拝見させてもらったが、スタンリー・クラークのベースとレニー・ホワイトのドラムと共に、上原ひろみのピアノには心底圧倒された。自身のグループでのライヴは勿論、毎年年間100日150公演以上のライヴをこなし、ニューヨークのブルーノートでは日本人として前例のない6年連続の1週間単独公演を果たすなど、世界各国で絶賛を浴びるその存在感はもはや真の世界的ジャズ・ピアニストのひとりといえる。 その上原ひろみが結成した新たな最強トリオによるアルバムがこの作品。メンバーはTOTOの伝説的ドラマー=サイモン・フィリップスと誰もが認める売れっ子セッション・ ベーシスト=アンソニー・ジャクソン。この2人の名前を見ただけでも興奮を覚えるが、『ヴォイス』というタイトルが付けられたこの作品でも、尽きることのない探求心を注ぐべく更なる高見を目指し、新たな可能性に挑戦している。溢れ出す感情=心の声を表現したタイトル曲「ヴォイス」。“今やらなくて、いつやるの? 行動あるのみ! "というメッセージを込めた「ナウ・オア・ネヴァー」。人間の生命力の源=「デザイアー(欲望)」など、感情のうねりを一音一音に込め、ジャンルを超えた独自のサウンドで新たなる伝説を予感させてくれる。 (加瀬正之)
小姐商店
★★★★☆
2011年2月13日。グラミー賞受賞。とうとう世界の上原ひろみ。ワールドワイドで活躍する人を見ているだけでアドレナリンが出る。シュワー。