同名のミックスCDと同時にリリースされたDVD。ジェフ・ミルズのDJミックス映像を収録した4つのパートを中心に、インタヴュー、ジャケット写真のメイキング映像など、全部あわせると4時間以上にもなる大作だ。
DJミックス映像は、なんの装飾もなくシンプルにプレイのみを撮影したもので、それだけに彼の神業的なターンテーブルさばきが十二分に堪能できる。特に「Axis Mix」では、正面・上・横からのアングルを選びながら間近に見ることができ、フェーダーの細かい操作、素早いレコード・チェンジなど、しなやかな指使いで次々に曲をかけていくさまは圧巻だ。どのパートも彼の代名詞といえるシンプルなミニマル・テクノでほぼ一貫しているが、「Tomorrow Mix」ではアンビエント~エレクトロニカ的な側面も見せている。DJとしてのミルズの、現時点での集大成といえる傑作。(小山 守)
リズムしか
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JBのぐるーヴ系の曲は、グルーヴのあるリズムを何本か重ねることで、グルーヴを強力化しています。
それが、・・・・・・・・1本だけグルーヴがあり、その他のリズムは補佐的にすぎない・・・・・・・そういうビートのつくりをしている音楽と真性ファンクとのちがいです。
ポリリズムなだけでは駄目で、ポリグルーヴであってはじめてグルーヴが強力化するのです。
で、問題は何本グルーヴを重ねたらいいかです。
3本か4本、いや5本も6本も重ねるとすごいのではないか、
とぼくはずっと考えてきましたが、それではビート狂にしかよさが堪能できない、一般の人にはわからない代物になる、と最近気づきました。
でもこの前ふと、いい方法を思いつきました。
グルーヴのあるリズムを2本だけ重ねるんです。
わかりやすい例として、マイケルジャクソンの Smooth Criminal なんかみんな持っていそうですが。
その作曲法はこうです。
グルーヴのあるリズムA・・・・・・・グルーヴのあるリズムA+グルーヴのあるリズムB・・・・・・・・耳休めのつなぎビート・・・・・・グルーヴのあるリズムA・・・・・・・グルーヴのあるリズムA+グルーヴのあるリズムC・・・・・・・・・耳休めのつなぎビート・・・・・・・グルーヴのあるリズムA・・・・・・・・・・グルーヴのあるリズムA+グルーヴのあるリズムD
または、
グルーヴのあるリズムA・・・・・・・グルーヴのあるリズムA+グルーヴのあるリズムB・・・・・・・・耳休めのつなぎビート・・・・・・グルーヴのあるリズムB・・・・・・・グルーヴのあるリズムB+グルーヴのあるリズムC・・・・・・・・・耳休めのつなぎビート・・・・・・・グルーヴのあるリズムC・・・・・・・・・・グルーヴのあるリズムC+グルーヴのあるリズムD
こうすればみんなが楽しめるシンプルさが確保できます。
しかも従来のダンス音楽の、単純すぎてしつこい点が改善されるかも。
神業DJ Mixをマルチ・アングルで
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デトロイト・テクノの雄にして永遠のオリジネーター
Jeff Mills の神業DJ Mixにマルチ・アングルで迫る!
ハード・ミニマルからデトロイト・エレクトロに
果てはラテン・フレーバーまで古今東西、自由自在。
Axis Mix,Purpose Maker Mix,Tomorrow Mix,Exhibitionist Mix,と
4通りのMix Playに貴重なInterviewも収録されて
大満足間違いなし!同名Mix CDとあわせて、魅せる!聴かせる!
十年間!待っていたのだよ!
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90年代初頭よりデトロイトで「アンダーグランド・レジスタンス」として活躍!話題となり脱退後、世界的に大ブレイク!80年代、地元でのウィザード名義から変わらない3台のターンテーブルを使用。素早い手さばきの神業DJ!思い起こせば、十年前にこんなビデオが出ればなぁ~と思ったが、これを読んでるヤツの中にも相当いるだろう。とにかく来日時も、遠くてホントに本人なのか確認できないくらい人気の彼だが、そのプレイ中の指先が見られるとは・・・生きてて良かった。PCの中に、テレビの中に、あなたのお部屋に、ミルズが現れるなんて良く考えるとスゲーよ!インタビュー等、貴重な映像もあり両面にギッチリ約4時間も詰まったDVDはお買い得!これからは、映像も流して部屋で聴くスタイルが当たり前になるのでは?コレはその始まりだ!