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The Criterion Collection: Complete Monterey Pop Festival [DVD] [Import]

価格: ¥7,564
カテゴリ: DVD
ブランド: Criterion
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   モンタレー・インターナショナル・ポップ・フェスティバルとは、1967年に開催された3日間のイベント。ロック史上もっとも有名であり、いくつかの点ではもっとも素晴らしかったコンサートと言える。その記録が、ディスク3枚組のボックス・セットという豪華仕様でここに登場した。
   3枚のディスクのうち、2枚はすでに広く出回っているもの。まず、D・A・ペネベイカー監督による1968年の映画『Monterey Pop』(79分)。伝説的な「サマー・オブ・ラブ」(特に西海岸において、ヒッピー・ムーブメントが最高潮に達した時期)に開かれたこのフェスティバルの模様を見事に伝える作品だ。すべてのパフォーマンスがスリリングなわけではないが、ザ・フー、ジミ・ヘンドリックス、それに驚異の人ラヴィ・シャンカールらの熱演ぶりは一見の価値あり。デジタル処理された高画質と5.1chのニュー・ミックスで、感激もひとしおだ。映像とサウンドについては、もう1枚に収録された『Jimi Plays Monterey』と『Shake! Otis at Monterey』も同様。こちらは、ヘンドリックスとオーティス・レディングによる燃えるような演奏をずっと完全に近いかたちで収めている(前者においては、本当にギターが燃える)。
   上記の2枚は、ボーナス満載。音声解説を担当するのはぺネベイカー監督、フェスティバルのプロデューサーを務めたルー・アドラー(『Monterey Pop』)、作家のピーター・ギュラルニック(『Shake!』)。演奏者による音声のみのコメントもある。その他、スチールや予告編など、盛りだくさんだ。また、ぶ厚いブックレットにはエッセイや写真がギッシリ。しかし、多くの視聴者にとってもっとも興味深いのは、3枚目のディスク『The Outtake Performances』だろう。これは、最終的に映画からカットされた約2時間分の演奏シーンから成り立っている。このディスクによって、『Monterey Pop』にまったく登場しなかった何名かのアーティスト(バーズ、バッファロー・スプリングフィールド、クイックシルバー・メッセンジャー・サービス)は、ささやかな出番を得た。一方、同映画に登場したアーティストたち(ザ・フー、サイモン&ガーファンクル、ママス&パパス)は、より完全な出演シーンを与えられている。それ自体が感動的なDVDコレクションに、好編がもう1本加わったわけだ。(Sam Graham, Amazon.com)
感慨無量 ★★★★★
MonkeesのMicky DolenzやRolling StonesのBrian Jonesが映し出されていて感激した。1960年代、片田舎で毎週土日曜日、ラジオで「S盤アワー」や「ダイヤル・リクエスト」などをミーハーのノリで聴いていた。ラジオでしか洋楽は聴けなかった。音楽専門誌を覗くためには札幌へ出なければならず、貧乏学生の身ではそれは叶わなかった。当時、Beatlesを始めとしてScott Mckenzieの「SanFrancisco」も丸暗記して口ずさんでいた。The Mamas and Papas、Jefferson Airplane、Eric Burdon、The Who、Simon and Garfunkel、Otis Reddingなどは、レコードのジャケットでしかお目にかかれなかったものだ。Jimi Hendrixの曲は全く記憶がない。彼は亡くなってから、より有名になったのではないか。1970年代になり、パーソナリティが盛んに「ジミ・ヘンドリックス楽団」と言い立てていたように思う。巷のジュークボックスで流れていたのが「Purple Hazi」だった。Woodstockを調べているうちに太平洋を越えてMonterrey Pop Festivalが1967年6月に催されたことを初めて知った。出演者はノーギャラで純粋な気持ちで音楽を楽しんでいたという。これが魁となり、Woodstockが成功し、さらに発展して商業ベースに乗ったfestivalやconcertが開催されるようになった。ちなみに日本でも嬬恋concertや山中湖fesができた。Monterey pop fesから43年が経つけれど、この映像は当時の政治状況や世相、若者の生態が解るので貴重だし、歴史的な価値があると思う。懐古趣味と笑われそうだが生きててよかった。とにかく、1940〜1950年代に生まれた方で洋楽好きなら懐かしいと思われること請け合いです。若い方にも当時のサウンドを聴いてほしいものです。蛇足ですが外国のmusicianをテレビで視聴できるようになったのは、アメリカのMTVが日本でも放映されるようになってからでしょう。眠い土曜の深夜だったが、至福の時でもあったのを思い出します。
DISC3が最高! ★★★★★
それまで見れなかった映像が満載のDISC3が最高ですね。特にポール・バタフィールド、エレクトリック・フラッグ、アル・クーパー、マイケル・ブルームフィールド、クイック・シルバー・メッセンジャー・サービス、ブルース・プロジェクト・・これらの面々はそれまで日本ではほとんど紹介すらされていなかった連中です。ある意味ではジミ・ヘンもそうなんですけれども。それまで全くといっていいほど無名であったアーティストがみんな驚愕の凄腕であった時の衝撃的な出会いがここにあります。このドキュメンタリーは、まさに時代が変わる地殻変動の前兆そのものです(当時の僕にとってはという前提ですが・・・実際にアメリカに住んでいた人々はどのように代わって行ったのかは分かりません。日本においてはほとんど総入れ替えの状況でしたから)。主催者のママパパも時代に押し流されていったのは皮肉といえば皮肉です。詳しい人にはたまらないくらい個人のショットが散りばめられていますから何べん見ても新しい発見がありそうです。
これは素晴らしい!有名ミュージシャンが一瞬だけ写るのも楽しい! ★★★★★
1枚目は、オフィシャルに公開された編集版を丁寧にリマスターしています。亡きブライアン・ジョーンズや当時人気者だったモンキーズのミッキーが、最後の「ラヴィ・シャンカール」の演奏終了後、観客に混じって、拍手を送るシーンなど、ノンクレジットなので、当時のミュージックシーンに造詣が深い程、一瞬のショットに登場するアーチストを見つける楽しみがあります。2枚目は、当時LPに片面ずつ収録された事のある、ジミ・ヘンドリックスとオーティス・レディングの映像です。オーティスは、ステージというよりも、ファンに囲まれてプレイしているので、親近感を覚えます。この後、飛行機事故で死亡後、大ブレークしたのは、皮肉ですが、テンションの高いプレイを見る事が出来ます。問題は3枚目の未発表映像です。ジェファーソン・エアプレインの「Somebody to Love」は、当時のサイケデリックを象徴する画面です。驚いたのは、バッファロー・スプリングフィールドを紹介するMCにモンキーズのピーターが一瞬登場します。勿論、スティブン・スティルスの大親友だからですが、ファンにとっては、このような一瞬のカットで驚喜してしまいます。3枚目が収録時間が長いのですが、他のレビュアーが指摘しているように、続編として、各アーチストのステージ全編収録したものが欲しくなるという点では、罪な映像です。この内容でこの価格なら、文句ありません。ブックレットも充実し、大推薦ものです。
この後の「ウッドストック」の成功と「ワイト島」での崩壊につながる原点として、観客はマナーも良く、3~4年後の「ワイト島」のわがままな観客との落差にちょっと驚きました。このDVDと共に、「ワイト島」までの映像も見ると面白さが増します。「フリー」という意味を当時の若者達が履き違えている事が良く判ります。
ピース&ラブ ★★★★☆
編集の面も大きいとは思うが、後年のウッドストックやワイト島フェスに比べ、牧歌的で平和なムードが漂っている。冒頭から花とかシャボン玉とか撒いてるし。ムーブメントが大衆化すると、節度ない観客も増えるのかなぁと考えさせられる。また、観客席に椅子があるという意外な発見も。収録曲が多いこともあり、ママス&パパスが主役だろうか。オーティスレディングは「濃い」の一言。
VS ★★★★★
オーティス、ジャニス、ママス&パパス、サイモン&ガーファンクルetc.願いがかなうなら本当に生でみたかった。個人的に好きなThe Whoは録音の悪さがちょっと気になるけど若手の頃のブリティッシュ・ビートからハード路線へサウンドの転換期になっているのが興味深い。ステージの順番をコインできめた相手、ジミ・ヘンドリックス。ピート・タウンゼントいわく「ギターが美しく聴こえる」ピートとエリックCはステージ袖でジミを見守りながらよく二人で手を取りあって感動していたらしいが、頭の中にある音をギターで表現していてすばらしい。一行の前に、お客に一礼するのも彼らしい好きな一面。この日を映像でみることができる唯一の一枚です。