確かに、大人のテイストの映画ですので、子供の登場は不要だったと思いますが、ブルース・ブラザーズを見たことのある人なら、にやにやしながら、この映画を見るのではないでしょうか。特に、アレサ・フランクリンの場面とジェームズ・ブラウンの登場する場面。これだけでも、この映画が作られた価値、この映画を見る価値はあるでしょう。
喩えて言うならば…。ケン・グリムウッドの『リプレイ』? 以前自分が経験したことと全く同じことを、数年の経験を積んだ自分が再度体験したらどうなるのか。SF でしか味わえない雰囲気を、ブルース・ブラザーズ・バンドのドキュメント(?)で味わうことができる。
登場する音楽もダンスも当然のごとくハイレベルのもので、まさに DVD 向きの映画とも言えるだろう。