良い噂は聞いていたので、楽しみにしていたが、映像も、編集も、あまりに粗くて、コンサートの良さが失われていると思われる品物だった。がっかり。実際のコンサートを見に行ってないからこそ、少しでもその場の臨場感を追体験してみたいのに残念。音も良くはないので、ホームシアター等のデヴァイスを通す必要があるかもしれない。確か素晴らしいコンサートだったはずなのに、安っぽいものを見た気分。伝説の赤いハイヒールのシーンも、なんだか全然レスリーが綺麗に写っていないし・・・・なんなんだろう・・・・・・・でも、見方を変えると、ホームビデオを見ている親近感は持てるかも。

コンサートという言葉は似合わない。
練りに練り上げられた最高のショーである。

全体的な舞台構成や装置はもとより、それぞれの曲のイメージに
あわせたヴォーカルや衣装、ダンス＆パフォーマンス、
バックダンサー、、どれをとってみても、とにかく
最高としかいえない！

ダンサブルに舞うレスリーに、汗まで美しいと感じ、
官能的なパフォーマンスで迫るレスリーにドキドキし、
ラスト、タキシード姿で真摯に歌い上げるレスリーに惚れ直す。
観客やスタッフ、ステージに上がった共演者たちへの気配りも
随所に感じられ、「気配りの人だったんだ・・・」と思うと
涙が出てくる。

とにかく、観る方は覚悟してください。
あまりの素晴らしさに固まります。

(付け足し)
　　広東語の歌詞＆ＭＣでも大丈夫、
　　対訳小冊子付き。
　　

私はレスリーチャンが亡くなってからのファンです。
映画から好きになった私にとっては、歌っているレスリーのイメージがうまく想像できなかったのですが、すごいですねレスリーって！　こんなにすばらしい人を失ってしまったなんて…と、なんとも言えない気持ちになりました。彼こそ本当のスターと言えるのでしょう。

衣装や演出の仕方は、正直言って、好みではない。
でも、全世界に通用するであろう本物のエンターティナーぶりは
年月が経過しても、色褪せていないと感じる。
ラスト。
それまでのコテコテの衣装、ダンス、そして妖艶たる眼差しより一転。
タキシード姿で、観客に向け、まっすぐに
追/君さえいれば を歌い上げる姿をみて、いまさら想う。。。
二度と手に入れることのできない宝石を
私達は無くしてしまったんだと。

あまりの衣装の素晴らしさ、舞台の懲り方に驚きました。バラエティーに富んだ歌の数々に圧倒され、演技力で育んだその哀愁のある歌唱に、まるで映画のワンシーンを見ている様でした。決して手を抜かない素晴らしいステージ構成は、世界に通用するものだと思います。そして観客の心を打つ彼のステージマナーは、その人柄から来るものと確信しました。とにかく魅惑的なショーの数々に圧倒され感動しつつ、ラストのタキシード姿の彼の美しいバラードに泣けて泣けて・・・。常に新しいものにチャレンジして来た張國榮のステージが、2度と見られないのはとても残念でなりません。アジアの宝物を失ってしまいました。