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カリフォルニア

価格: ¥2,520
カテゴリ: CD
ブランド: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
Amazon.co.jpで確認
   12年のブランクを経て、甘い歌声のトリオ、ウィルソン・フィリップス。彼女たちがスタジオに戻り、60年代後期から70年代初期に流行ったカリフォルニア生まれのソフトなフォークロックのナンバーのカバー曲集を作りあげた。ジョニ・ミッチェル、イーグルス、ジャクソン・ブラウン、ニール・ヤングをはじめ、取り上げているのはどれもこのジャンルの巨匠たちのナンバー。いずれのカバーも、ソウルフルなハーモニー、トゥワンギーなギター、美しくアレンジされたオーケストラを溶け合わせたサウンドを聴かせてくれる。各楽器をひとつにまとめ上げているのは、ピーター・アッシャー(ジェーンの兄であり、60年代に活躍したポップ・デュオ、ピーター&ゴードンのメンバー)の優れたプロダクション・ワークだ。

   3人は最大限の敬意を払って各ナンバーを歌う一方で、現代的な切れ味も加えている。ミッチェルの「California」のカバーでは、バックでかき鳴らされるリラックスしたバリトン・ギターに乗せ、オリジナルの持っていたすがすがしさをとらえている。また、3人それぞれの父親に敬意を表してもいる。(チャイナの父ジョン・フィリップスが書いた)ママス&パパスの「Monday Monday」のカバーは、バングルズ風のバップを取り入れたナンバーで、オルガンとドラムが駆け巡っている。本作の幕を閉じるのは、(カーニーとウェンディの父ブライアン・ウィルソンが共作した)ビーチ・ボーイズの2曲。「Dance Dance Dance」は、まさにタイトル通りにリスナーを踊りたい気分にさせるし、(ブライアンのヴォーカルとピアノをフィーチャーした)「In My Room」は、シンプルなソロ・ピアノとスリーパートのハーモニーでアルバムを心地よく締めくくっている。

   これは、ここ40年のあいだでも指折りの仕上がりのナンバーを取り上げた最高にさわやかなアルバムだろう。ところどころオーバープロデュース気味かもしれないが、ロック界のこの3人娘の歌いっぷりを否定するものはまずいないはずだ。(James Clarkson, Amazon.co.uk)