伝説のニューイヤーコンサート
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最近クラシックにはまっている者です。唯一購入したクラシックDVDがこのウィーンフィルニューイヤーコンサート1989です。動画サイトや、図書館にて何度も他の年のニューイヤーコンサートを見てましたが、この1989年のニューイヤーコンサートだけは、かなりの頻度で見ていたので購入してみました。やはり、カルロス・クライバーはCDで聴くのも良いですが、その振り姿を見なくては・・・。曲だけでなくその振り方にもキレがあって大好きです。加速度ワルツ、田園ポルカ、ハンガリー万歳、美しき青きドナウ、ラデツキー行進曲等すばらしい曲が満載ですが、特に騎士パズマンの振り姿は一見の価値大ありですね。中盤から後半への数段階テンポがあがっていく振り姿は圧巻です。個人的にお気に入りの「雷鳴と電光」は1992年のDVDにはいっているのが残念ですけど、総合的にみて1989年を購入しました。次は1992年カルロス・クライバーかもしくは2008年ジュルジュ・プレートルを購入する予定です。来年のフランツ・ウェルザー・メストも楽しみです。
是非DVDで鑑賞してください。
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あれこれ理屈は別として、非常に楽しめるDVDです。
指揮者がクライバーだから、当たり前ですけど・・・
オケはキラキラして、優雅で、さすがウイーンフィルは素敵ですね。
安心して楽しめる一枚です。
オススメ!!!
ウィーンフィルの魅力を十二分に引き出せる数少ない指揮者のひとりクライバーにただ脱帽
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年、世界的な有名指揮者を迎えておこなわれる、ウィーンフィルのニューイヤーコンサート。一種のお祭り的コンサートではありますが、選ばれた指揮者にとっては、耳の肥えた聴衆相手にこのオーケストラの魅力をどれだけ満足に引き出すことができるか、結構緊張する仕事なのではないでしょうか。2002年にはわれら日本の誇る(?)小澤征爾氏もなかなかの奮闘ぶりを見せてくれました。しかし、他の指揮者の方々には申し訳ありませんが、毎年さまざまな指揮者の演奏を聴くにつけても、このクライバーという人の並外れた才能がやはりあらためて身にしみて感じられてしまいます。全体的に早めのテンポながら、きちんと繊細な音色と感情表現を引き出す技や、しばしばほとんど何もしていないように見えながら、ちゃんと自分の思い通りの音楽を紡ぎ出してゆく魔法のような指揮のテクニックは、まさに天才と呼ぶにふさわしいものです。これまで二回ニューイヤーに出演したうちで、特にこの一回目の89年の演奏は素晴らしいの一言につき、一曲目の『加速度円舞曲』の出だしの部分から、背筋が寒くなるような音が流れ出し、ああ、これが本当のウィーンフィルの音なのかなと思わせてくれます。知名度のわりに録音や映像が少ないことで知られるクライバーですが、是非皆さんこのDVDで彼の素晴らしい指揮振りをたっぷり味わってみて、本当のウィーンフィルの音色を堪能してください。