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カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1975年日本公演 [DVD]

価格: ¥7,344
カテゴリ: DVD
ブランド: NHKエンタープライズ
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素晴らしい作品なのですが・・・ ★★★★★
 この製品には、3日間の演奏が収録されており、とても良い演奏なのですが、初日の映像を視てビックリ!ゴースト(2線ボケ)が盛大に入っており、マスターテープから3回位ダビングしたのではないか?と感じ天下のNHKのマスター保管の悪さに対して、目を瞑り音楽だけを聴きました。BGM的に聴くなどおそれおおくてできませんからね。他の2日分の画像は綺麗です。特典映像として、リハーサルとベームご夫妻へのインタビューがあり、「青きドナウ」は1回通しで確認するだけ(何回もやっているからでしょうね)、ベートーヴェンの第4番の2楽章では、「トランペットが見えないぞ」、「指揮台が高すぎないか?」などなど注文を出しています。さすがにベームは、ウィーンフィルから「恐怖のリハーサル」と呼ばれている位、細かな指示を出し、決して「ここはもっと悲しげに」などというような抽象的な指示は出しません。さらに楽譜のミスも見つけてしまいます。リハーサルでの耳の良さ、客観的な注意のしかたは、指揮者の見本ですね!
 なお「青きドナウ」は初日と2日目の2回入っていますが、できれば「君が代」と「オーストリア国家」は入れても良かったのではないでしょうか?
行かなきゃよかった…?! ★★★★★
当時19才の私は魔が差した様に、NHKホールにいました。ブラ1とマイスタージンガー凄すぎました。まだ感受性の強い私は普通のサラリーマンになる気全くなくなりました。人生変わりました。せっかく大学出たのに未だにヤクザな仕事して収入同級生の半分で妻も子も無し…みーんなウィーンフィルのセイです…あれから他のオケ何聴いてもモノ足らず(当時のウィーンフィルがメジャーならN響なんて高校野球)行く気せず。ロックもジャズも色々聴きましたがこの演奏は世界最高!と言い切ります。マイルスもストーンズも大好きだけど…負けてるかなぁ。ヘッツェルのいないウィーンフィルは私にとってウィーンフィルじゃありません…トリップのブラームスのフルートは天国の音色、レーマイヤーもプリンツも完璧!ブラ1の時はベルガーいなかったのにホルン中心にあまりの金管の鳴り方に座席で脚が震え涙が出ました。ブラ1終わった瞬間の客の声、多分私も叫んでました。N響はダメだけどNHKさんイイモノ出してくれました。受信料払います…観るたび泣いてます…。ホントにとてつもない音の洪水でした。そこにブラームスがワグナーが居るかの様でした。もうベームもヘッツェルも居ないんですね…哀しい…。このコンサート行かなきゃ今頃大企業の部長にでもなって妻と子供二人で八王子辺りに住んでます(多分)…クソくらえですけど。クドイですが最高の音楽です。コレ生で聴けただけで私の人生充分満足…思い残す事ナシ!ブラヴォー!
ベームよ永遠に! ★★★★★
 75年の来日当時はもちろん小さかったのでコンサートには行けませんでしたが、父が熱心なベームファンだったため、影響を受けてFM放送を聴いていました。マイスタージンガーはベームが一番と今でも思っています。このDVDは日本人がベームに熱狂した頃の様子を知ることができドキュメンタリーとしてもとても興味深いです。収録された曲はどれもすばらしいけれども、ブラームスは有無を言わさず感動。ベームの没後の評価がもっともっと上がっていいのではないか、と個人的に思っています。
奇跡の名演 ★★★★★
 あれは中学3年の春のときでした。クラシックを聴き始めて僅か1年余、暗中模索の中に煌めくような光を放つ演奏だったことを今でも鮮明に記憶しています。新装なったNHKホールのこけら落とし公演、とうてい聞きに行けるはずもなかったですし、その頃私の住んでいたあたりでは、まだFMといえども生放送はモノラルで、後日、録音したテープを基幹局から流してステレオで聞いたものでした。
 後に、音源がLP化されたのはそれから10年くらいたってからだったでしょうか。記憶の中の音は確かに生きていました。NHKホールの設計にはいろいろと意見があり、あまりに大きすぎることと、さすがに最初の録音だけにマイクが音を完全に捉えきっていない印象は確かにあります。しかし、その中から湧き上がる感動はまぎれもない、あのモノラルのFMラジオから流れた演奏そのものでした。
 後日、一連の演奏を新聞紙上で評した吉田秀和氏の評論も絶品でしたが、今でも時折レコードを大切に引っ張り出すときには、この評論も何度も読み返しています。あれから30年たち、ベームの根拠地であった夢の「聖地」・楽友協会にも席を取ることができましたが、はるかな東洋の島国で、わずか1週間たらずの間に、あれほどの歴史的な名演が繰り広げられたのは、奇跡としか言いようがなかったことをやはり思い起こしていました。
名演の貴重な映像、特典映像のリハーサルも見もの ★★★★★
1975年3月16、17、19日のコンサートと、収録日不詳のリハーサルという構成で約4時間という内容です。いずれも2年前に完成した新NHKホールが会場となっています。

収録日が近いのに画質はかなり差があり、まず最初のベートーヴェンが始まった時は70年代半ばのNHKの収録の割には画質が悪いと感じました。しかしブラームスは鮮明な画質でした。「未完成」はその中間よりややベートーヴェン寄りといったところです。原因はわかりませんが、音質の方は全体的に安定しています。

画質に比例して、最も名演なのはブラームスです。第3楽章の中間部あたりからベームの表情が変わってきて、オーケストラも個々のパートにベームの意思が通い、第4楽章はベームの厳格さとウィーン・フィルの自発性とが見事に結ばれて昇華します。演奏が終わって引き上げるベームの表情は演奏中と同じ厳しいもので、それが拍手に応えるうちに笑顔に変わっていくのが写し出されます。

特典として収められている未公開であったリハーサルも興味深いものです。これはカメラリハーサルのために流し録りしたものらしく、カメラワークの頻繁な切り替えやピントの調整なども行われますが、それだけに演出ではない本来のリハーサルに接することができます。ベートーヴェンの第4番の序奏は特に見もので、初めのうちはうまく噛み合っていなかったオーケストラが、結局ダメだしされて冒頭からやり直しとなり、二度目はベームの意思が見事に反映したものになっていく過程が収められています。
貴重かつ最高だが、ベト7の画像… ★★★★☆
貴重な映像ではあるのだが、ベト7の画像がひどく(像がダブって)見ていられない。これはNHKが悪い!ブラ1やその他の状態は良好で、ブラ1はベーム自身も太鼓判を捺したほどの最高の演奏です。