1970年前後の収録です
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ベームのDGGによるモーツァルト交響曲DVDシリーズの第3弾です。このシリーズのなかでは、最も古い録画が主です。第33番と39番は1969年4月収録でウィーン交響楽団の演奏で、スタジオのセットにひな壇を造り録画されています。ベームの演奏はわざとらしさがなく、自然に心に染みてくる演奏でモーツァルト演奏のお手本ですね。第28番は1979年9月の収録これはウィーンフィルの演奏で楽友協会のステージですが、ステージのみにライトが当たり、壁などは薄ぼんやりとしています。勿論、聴衆は居ません。
そして、この第3弾の特典映像は、1974年11月、ウィーンフィルによるセレナータ・ノットゥルナと、1994年にベームへのインタビューを中心にした、ベームの生い立ちから、R・シュトラウスやA・ベルグとの交流などが収められています。
というわけで、収録曲は少ないにせよ、全部で2時間の映像がしゅうろくされています。カール・ベームのファンなら、3巻とも購入する事をお勧めします。良いですよ!