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A Whole New Mind: Why Right-Brainers Will Rule the Future

価格: ¥2,082
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Riverhead Books
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右脳が重要なのはわかりますが・・・。 ★★★★☆
読んでみて、確かに右脳が司る機能が重要なのは理解しますし、今注目されている話題だとも思います。しかし、それは左脳が司る部分を十分に活かした上での話で、それを無視して、そこを煽って書かれている気がして、星を一つ減らしました。内容は、後書き的な部分に集約されており、全体的に間延びしている気がしました。
「左脳よりも右脳の時代」と言うよりは、「全体感を持って物事を文脈で捉えて判断できる」か否か?ということ ★★★★☆
ロジックや分析といった左脳中心から、全体感・ストーリー・共感.....といった右脳を活用した能力が重要になってきていることを説いている。しかし、右脳・左脳の議論を持ち出す迄もなく、これは昔も今も今後も(程度の差こそあれ)変わらない事実だと思う。Thomas Friedmanの”The World Is Flat”(邦訳「フラット化する世界」)を読んで自分の仕事環境を見渡してみれば明らかなように、アウトソーシングやオフショアが突きつけていることというのは、仕事の領域に関わらず「業務処理系」の仕事は低賃金国との競争に巻き込まれる一方で、「判断系(=物事を適切な文脈で全体感を持って解釈し判断する業務)」の仕事は、その可能性は低いということだ。
自分自身の領域である財務・経理関連を見てみても、帳簿をつけたりするだけの「処理系」は低賃金国との競争で淘汰されやすく、一方、数字とビジネスの実態を繋ぎ合わせて適切な文脈で解釈し、事業の方向性等の決定に寄与するような「判断系」の仕事は、その限りではない。後者は、本書の言葉で言えば、仕事のプロセス自体が必然的にハイ・タッチであり、仕事のアウトプットとして期待されるものはハイ・コンセプトである。
従い、実態としては著者が言うように「弁護士・会計士・ソフトウェア・エンジニアは左脳型であり・・」という程表面的ではなく、それぞれのプロフェッションの中に、淘汰されやすい処理系と、高付加価値の判断系が存在するのだと思う。だから、こういう時代に個々人が何をすれば良いか?は、自分がやっている仕事の中にヒントがあるのである。問題は、それに気づいてアクションをとれるかどうか?である。
21世紀の社会エリートのあり方 ★★★★★
ジャーナリストが書いた21世紀の社会での生き方の本。左脳的能力を中心とした情報化社会の向こうに見えつつある新たな社会、つまり左脳的能力+右脳的能力が発揮される概念の時代を非常にわかりやすい英語で
表現している。同様な社会認識としてはやはりジャーナリストが書いた「The World is Flat」と同様な主張がなされている。社会の変化に関する考察に関しては同書の方が詳しいが、その様な中で、一人一人の人間がどの様にあるべきかに関しては本書の方が圧倒的に詳しい。
右脳的能力に関しての一般的な考え方はよく知られているが、現在急速に進んでいる社会変化の中での捉え方を新たにする必要があり、本書はその観点からお奨めです。特に原書版をお奨めします。
右脳派時代が来る!原書で読もう必読書!! ★★★★★
本書は、すでに翻訳も出ており、その新聞広告もバンバン打たれているが、やはり原書のままで読みたい啓蒙書だ。著者は、前書Free Agent Nationで、すでに日本ではよく知られているダン・ピンクさん(Mr.Pink、実名ですよ!)で、今回また話題満載の教養本を出してくれました。

翻訳本では、そのタイトルが極めてミスリーディングとなっており(原書のホンの一面しか捉えていない)、また翻訳本の副題は原書と無関係な表現となっている。副題の原義は、あくまで「なぜ右脳派が未来を制するのか」であり、今アメリカ社会を中心に先進国が急速に’右脳化’している現象を、ピンクさんは見事に描いている。

前職が、米国元副大統領Gore氏のスピーチ・ライターとなれば'書くこと’はお手のモノでしょうが、これだけ実査をキチンとやり、話題を整理して
今アメリカ社会で見られる’右脳現象’を、おもしろ、おかしく書き上げているヒト(ライター)は、私は知らない。

情緒性と感性に富む右脳話題を、さすがコミュ二ケーション専門家、その左脳的センスもうまく使い、読み出すともう止まらないストリー・メーキングに仕立てられていますね。今台頭中の右脳社会の特色(いや、トレンドかな)をThe Six Senses:Design+Story+Symphony+Empathy+Play+Meaningのバズワードで表現している。この部分(Part Two)が、本書の'売り’でしょうし、個々のSense(章立へ)の終わりに、'Portfolio'のタイトルで、その具体的検証法とか情報収集案を補足している。これが大変良心的で、その事例の信頼性を高めています。

ピンクさんは、これらThe Six Sensesを一括し、R (右)-Directed Aptitudesーーとも言っているのが面白い。本当に、そうなんだ!と、思わず納得させられる筆致でもある。彼の、英語文章力の成せるワザかもしれませんね(本業だから、当然?!)。

本書に出てくる、いろんな右脳的話題(現象)に吸い込まれますが、その一例として第9章:Meaning で紹介された'The Labyrinth'(冥想路?)など、
日本にもあるらしい。東洋文化的にこれを解釈すれば、日米共通の右脳社会の
特色など、もっと解明できるかもしれない。京都の「哲学の道」とナンカ
連想できそう。そんな、奥深い考えを催してくれる手軽な洋書だ。翻訳で読んで知識だけを追っかけるには、あまりにも勿体無い異文化的社会展開論といえる。

さらに、昨今はやった「声に出して読みたい英語」の好材料にもなりうる。ピンクさんのお人柄(Character)が滲み出た、会心の力作じゃないでしょうか。絶対お勧めしますーーA Must Read!
わかりやすくまとまっている ★★★★☆
ジャーナリストの英語は平易で、分からない単語も少ない。そういう単語を飛ばしても論理は分かるから読みやすい。

著者は、先進国は今世紀、知識時代から、概念時代(conceptual age)に移りつつあり、これからの時代を担う人は、知識時代の法律家、会計士、ソフト技術者など、左脳思考者ではなく、デザイナー、創造者、教師、小説家、芸術家など、創造的な右脳思考者の時代だということを述べている。但し、一時はやった右脳論と違い、左脳との連携も重視している。だから、左脳と右脳のWHOLE (全体)MINDとなっているのであろう。

背景の1つにコンピュータソフトなどの賃金の安いインドへの外注化がある。だから、残ったアメリカは人的な創造性、すなわち、右脳活動が要求され、すでに多くの組織体がその方向で動いていることが紹介されている。
日本の製造業の多くが賃金の安い中国に移っていて、日本企業が創造性を要求されているのとよく似ている。日本国内では単純労働の格差に影響を与えている。

全体的に分かりやすく、アメリカらしく右脳育成のハウツー的な説明もある。

しかし、インドも中国も追ってくるであろう。むしろ、仏教などが生まれたインドのほうが右脳的に進んでいるのではないかと疑問に思う。それが概念時代(conceptual age)の特徴ではないのか。