さよならの向う側の世代が感激
★★★★★
私は山口百恵引退後の生まれなので、歌手・女優としてリアルタイムでの活躍を知りませんでした。三浦友和の奥さんであることは知っていましたが、知識はそれぐらいでした。しかも、このベストテンも記憶がありません。
そんなところに出たのが、このDVDボックスです。評判が基本的によかったので、買ってみることにしました。
まず、MCのふたりのテンポの速さには圧倒されます。時間で動いているのは今も昔も同じなのですが、生番組であの頭の回転力をもってですから、ハンパなレベルではありません。この知的な切り返し力、今の芸能界だったら誰が持っているでしょうか。そして「ヒロイン」の山口百恵。もう圧巻です。若くしてこの気品と風格。この人だからこそ、輝かしいキャリア(その未来も含めて)を簡単に捨てて、ひとりの「女房」に収まる決断もできたと思います。私はこれを見るまで、何一つ彼女の歌を知らなかったのですが、同じ曲が繰り返されるうちに、かなり覚えました。衣装とセットが今とは比べものにならないほど芸術的に高いものだったので、その影響もあるでしょう。昔は歌番組がこんな感じだったんですね。
番組自体が、「トップスターショー 歌ある限り」に代わるものだったので、このDVDでは山口百恵のキャリアの後期しか見ることができないのですが、とりわけ残念なのは、引退の年の初夏以降は「古都」の撮影でスタジオ出演がほとんどかなわず、「ロックンロールウィドウ」に至っては皆無なことでしょうか。この歌の時にどんなセットができたかな・・・。
特典映像にその「トップスターショー」の一部が収録されていますが、こちらはあまり画質は良くないです。でも、これまた全然違う雰囲気のスタジオで歌う山口百恵が見られる他、元アナウンサーにしてはMC力に乏しい二谷英明(元々はジャーナリスト志望だと本人談)とのやりとりも貴重。当時「特捜最前線」1年目、役者としてのライフワークにかかっていた二谷が、「百恵ちゃんは・・・」とは言いながらも、どことなく一歩引いて質問しているようにさえ見えるのが面白いです。それぐらい、彼女には他を寄せ付けない何かがあったのかもしれません。
「さようならの向う側」世代で、これから山口百恵を知ろうとする方には、是非是非オススメです。
時代の空気感
★★★★★
同じ曲が何回も収録されていて、これをどう取るかですが、私はこれによって、時代の空気感が伝わってくるような気がします。曲をたくさん聞きたい人には、お勧め出来ませんが、演奏トラブルがあっても冷静に歌う姿や、美サイレントの口パク部分の公開シーンなど、その時代の百恵さんを体感したい人には、お勧めです。久米さん黒柳さんのトークに対するリアクションも、なかなかです。
大スター
★★★★★
本物のスターの姿があった。
よく言われる「美空ひばり」の次にスターとなったのが山口百恵だと・・
オレは物心付いたときには引退してたので、音楽はラジオやらCDやらで聞くしかなかったし
動く姿などは映画しかなかったのだ。
だからこのDVDほど堪能したものはない!
同じ楽曲が何度もかかるが苦痛ではない。
今の音楽シーンのように1週おきにチャートが入れ替わる時代とは違う、
音楽がもっと日本人の身近にあり心にまで入り込んでいた時代の曲なのだと思うw
オレがとにかく見入ってしまったのは山口百恵の「目」だ。
本当に凄い。
今の女性アーティストで「目」だけで虜にできる人は皆無だろう。
すごいスターが居たのだと驚愕した。
DVDだが、オリジナルマスターが悪いのだろうが画質はさほど良くなかったし初期にはノイズもあった・・値段もべらぼ〜に高い;^^)
しかしそれを補って余りある山口百恵の姿なのだ^^
念願だった歌いながら動く姿を見ることがやっと出来た、至福の時とはこーゆーモノなのだろう。
懐かしのベストテン
★★★★☆
発売直前に予約して入手。
黒柳&久米の語りとランキングボードが懐かしい。
希少な映像集で、ロケにより当時のドラマ収録や映画撮影、
そして体調不良での欠席等がわかるのもよい。
百恵さんのランクイン場面を全て収めているが、
衣装も同じ場合が多く、見る側には負担に感じた。
セットを変えているとはいえ、繰り返しが多い印象である。
曲ごとに最もよい場面を完全収録し、
他の回はダイジェストか、複数回の映像を合成して、
DVD1枚で120分に収めて、
低価格で提供されると、もっと満足である。
ザ・ベストテン映像をDVD1枚(120分)でシリーズ化し、
もっと多くの出演者の、懐かしい映像を出してほしい。
プレミアムブックが良かった
★★★★★
DVDの内容も良かったんですが
プレミアムブックに当時のベストテンの順位が出ていて
「あぁ、こんな曲もあった」って思い出がよみがえりました
他の歌手のバージョンも出ないかなぁ