1987年12月24日。クリスマス・イヴの渋谷公会堂は、殺気だっていた。当時、名実ともに日本No.1のロック・バンドBOφWYの全国ツアー「DR.FEELMAN’S PSYCHOPATHIC HEARTS CLUB BAND TOUR」の最終公演。今でいえば中規模クラスの会場は、当然のことながら超満員。そして、会場の外では、信じたくない噂の真相を確かめるべく集まったファンが暴動寸前の状態だった。「BOφWY解散宣言」。
映像はおろか音源さえも封印されていたあの夜の出来事が、5台の16ミリフィルムを駆使したライヴ・ドキュメンタリーとして収録されている。「フォークのバンドじゃねぇんだから・・・」と涙をこらえてオーディエンスをあおる氷室京介。現在にいたるまで伝説として語り継がれてきた衝撃の瞬間を収めたこの映像は、14年の時を越えた彼らからのクリスマスプレゼントである。(多田ライコウ)
BOOWY映像作品唯一の傑作
★★★★★
BOOWYの映像モノは理解不能な継ぎ接ぎ等々いつも編集が最悪。
本来、ライブ映像に過度なカットや編集はナンセンス。
ライブの緊張感やリアル感が失われるから。
そういう意味でも、この作品は唯一評価出来る作品。
解散宣言だけでなく、1曲目から最後まで鬼気迫る演奏が痛いほど伝わってくる。
お〜やっとBOOWYのスタッフも分かってくれたか〜と思って"LAST GIGS"も期待したのに、またまたやっちまったね。
何度観ても飽きません
★★★★★
乾いた音質がクリスマスイブの季節と解散の事実に凄くマッチしています。
会場の盛り上がりとは裏腹に一瞬垣間見せるどこか寂しげなヒムロックの表情がたまりません。
舞台セットはシンプル(水銀灯を横並びに配置しているだけ)ですが逆に良いです。
季節〜やMEMORYといった他のライブDVDには収録されていない曲があり、演奏もめちゃくちゃカッコイイです。
ヒムロックの髪型と衣装(特に衣装替え後)もとてもハマってます。
解散宣言のコメントも男らしく、気がつけばいつも最後まで観てしまいます。
20年目のクリスマスプレゼント
★★★★★
あの日、ニュースステーションで解散を知ってからもう20年以上たつのですね。そりゃ自分も年取るよなーとしみじみ。
ところどころで映し出される楽屋、会場外、そして最後に映る1987年クリスマスイヴの渋谷の街。ドキュメンタリー番組さながらに流れていく、これは単なるライブビデオではありません。昭和の1ページ、日本におけるライブバンドのパイオニア、BOOWYの歴史映像です。
まずはよく、この日のライブを撮影しておいてくれたな、と感謝です。私にとってのこのビデオは、あの日かなえられなかった夢、今はもういないBOOWYという最高にカッコイイロックバンドからの20年目のクリスマスプレゼントだと思っています。
LIVEものの最高峰
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オフィシャル、海賊含めいくつものアーティストのLIVEのDVDや音源を見聴きしてきたがこれに勝るものはないのではないでしょうか。確かに途中で切れたりギターの音が小さいなどあるがそれ以上に余にもリアルなBOOWYの姿が映し出されていて何度見ても飽きません。
ビデオ素材ではなくフィルムで撮ってあったのは正解でしたね、ドキュメンタリーのような質感がより一層緊迫感を煽ってます。
解散の翌日に中学校の職員室で朝日新聞に掲載されていたBOOWYのコメントを見た時のショックだった気持ちを思い出しながら見ました。今と違いインターネットなんてありませんからね、まして田舎だとさらに情報が少ないですから。1年半ぐらいしかリアルタイムではなかったけどその短い間でもリアルタイムでファンでいれたことは今振り返っても貴重な体験でした。氷室氏が後に「あんないいバンドはもう出てこないでしょう」と語ったがまさにその通りで一生聴いていける数少ないバンドでありこの1224もずっと見続けていけると確信してます。
カッコイイ!
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あまり、気のきいた感想書けませんが、とにかくカッコイイ!です。自分の中でBOφWYは極めてたつもりだったけど、このLIVEの ANGEL PASSED-を聴いて何てカッコイイ曲!と思ってサイコパス引っ張り出して聴いてました。(笑)普段はアルバム全体より自分で作ったベストを聴いてるので、こういう発見が楽しかったりします。BOφWYでは数少ない完全ノーカットの作品なので必見の作品です。!