この作品を観て毎回泣く。
泣いた後はCOCCOもがんばっているから俺もと元気になる。

彼女の美しく高貴な精神が溢れだすようなドキュメントだ。
映像を通して人の心に火をともす。
彼女の存在を知る事が出来た事は何という幸福。

COCCOを知らなくても観た人の心を動かす力のあるドキュメントだと思う。
ぜひ多くの人に観て欲しい。

見過ごすことが出来ないほどに、地球の環境破壊が進んでしまっている。それに伴い外側の環境への関心は高まりつつあるけれども、心の環境破壊への関心はそれほど高まっていない。

歌手活動休止後２年間、果てしなく広がる沖縄の海（外側の環境）と向き合って懸命にゴミを拾い続けたCoccoは、その終わることのない活動の果てに再び歌うことに辿り着いた。手作りで形作られていくイベントは痛んでしまった歌姫Coccoの、そして、沖縄の魂の再生の物語の一端である。

その魂の物語に触れることで、観る者は激しく揺さぶられる。祈りを胸に抱え、真剣に生きている者を前にすると人の魂は否が応でも震えるのだ。Coccoと仲間たちの奏でる音は、外側の環境破壊への関心を呼び覚ますとともに、忘れ去られがちな内側の環境破壊への自己責任へと僕らを導いていく。このドキュメンタリーから伝わってくるCoccoの願い、それは、一人ひとりが自分のゴミ拾いに取り組むこと。内側（心）がきれいになれば外側（自然環境）もきれいになる。その逆もまた然りである。内側と外側はつながっているのだから。

何となくつけたニュース番組。
そこにはたどたどしい言葉をしゃべるCoccoが居た。しかし、その内容はしっかりしたもの。
それまでは、彼女をちょっと変わった不思議ちゃんレベルでしか捉えてなかった。
その番組で認識変わりました。

そのニュース番組で放送されたドキュメントを編集したものです。
「ゴミゼロ大作戦」と名付けられたイベントを
無謀とも言える計画で行おうとする彼女。
しかし、その行動に徐々に共感して和が広がって行く様子が描かれています。
最後の５分間だけのコンサートのシーンでは
思わずもらい泣きです・・・。

これにかなり影響されて
２００４年に開催された「ゴミゼロ大実践」には
職場の同僚も引き連れて海岸にゴミを拾いに
参加した俺です

あなたの歌を初めて聴いた時、どうしようもなく涙が出ました。

それから時が幾らか過ぎましたが、あなたの歌は今でも変わらず優しいです。
どうか、彼女の祈りが願いが此処よりもっと遠くへ響くことを祈っています。

自分の思いのたけを心をこめて言葉で生徒たちに語りかけ、ギターで１５歳の時に作った「raining」を体育館で汗だくになりながら歌うCOCCOの姿に涙が出てきました。
彼女の行動力に、何かを感じとれるはずです。