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ティアーズ・オブ・クラウン [DVD]

価格: ¥2,940
カテゴリ: DVD
ブランド: EMI MUSIC JAPAN
Amazon.co.jpで確認
選曲はベスト、だけど… ★★★☆☆
80年頃から毎年ライブには足を運んだものだが、アルバムの出来がいまいちでもライブはいつも最高レベルだった。チャボがギタリストとしてグンと成長した82年あたりが安定感と荒々しさが同居していて個人的には大好きだった。
このアルバムの久々の野音でのライブは清志郎の集中力がやや散漫な気がする。ビデオを観ても観客の投げ込む物や撮影カメラにチョッカイを出すばかりでステージがおろそかになりがち。サウンドもチャボが引っ込みすぎでキーボードやホーンばかりが目立っているのも寂しい。パーカッションを入れているのはラヴ・ユー・ライブの頃のストーンズを思わせるがあのアルバムの時代のストーンズも重くなった身を持て余して鋭さに欠けていた気が……。
この後清志郎はソロでやるのだがブロックヘッズを従えてまるで久保講堂の頃のようにシャープなステージングを観せてくれる。いわゆる安定期に入り、マンネリ気味の時代だったのかもしれない。R&Rナンバーは過去のライブ盤の方がずっといいと思う。
唯一、観客を黙らせた日隈くんに捧げた佳曲「君はそのうち死ぬだろう」が収められたのが救いだろうか。
極彩色のライブ映像 ★★★★★
このDVDに収められている映像は、23年前の日比谷の野外音楽堂でのライブのもの。
4日間にわたるライブの模様をうまく組み合わせてあって目が離せない。
1曲目のウィルソン・ピケットの「IN THE MIDNIGHT HOUR」で、すぐに熱気は最高潮に高まる。
RCのライブには「徐々に」とか「助走」なんていう概念はないんだよな、と改めて思う瞬間だ。
当時の清志郎はガリガリにやせていた。
その体から、信じられないほどの声とエネルギーがほとばしっている。
MCは収められておらず、次々とパワフルなことこの上ない歌と演奏が繰り出される。
間延びというものが一切なく、完璧なステージだ。
後になってこの頃がRCの絶頂期と位置づけられているが、とにかくすべてが完全だと思える。
ノリで突っ走るということではなく、熱気の中にも、メンバー全員が自分の持ち分を完璧にそして冷静にまっとうしているという印象。

当時のものをビデオで持っていたが、今回DVDも買ってみた。DVDなら伸びる心配もないしね。
「スイート・ソウル・ミュージック」には「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」が
挟み込まれて歌われている。
いろんなバージョンがある中で、この「ストロベリー・・・」バージョンは自分の中ではピカイチ。
ともあれ、ライブではめったに演奏されることのなかった、
「ヒッピーに捧ぐ」が収められていることだけでもこのDVDは意義深い。
2度目の絶頂 ★★★★☆
79年あたりからRCにははまりまくっていました。「Blue」という最高のLPをリリースしたあたりからブレイクしはじめ、当時のライブはまさに勢いを感じる(バンドもオーディエンスも)「かっこいい」ものでした。年末には恒例の武道館があり関西在住の私は同じツアーの大阪府立体育館や愛知県体育館(なぜかあのころは体育館が多かった)を見に行っていました。ホント、楽しかったです。
さて、ティアーズ・オブ・クラウンですね。

「Blue」の頃から年一作の割合でLPをリリースし続け、「FEEL SO BAD」という新たな代表作も得ることができセールスも順調に伸びていたのですが「HEART ACE」でちょっと一服という雰囲気がありました。ロッキング・オン誌を初めとするメディアでもキヨシローとチャボの不仲説も噴出して、気をもんだ時期です。RC大丈夫?って

で、このライブです。
日比谷野音(行ったことないけど)の雰囲気を最高に生かした編集になっていて「かっこいい」RCがそこにいました。
なんといっても「打破」です。キヨシローとチャボがフロントで不仲説などぶっとばしてしまうパフォーマンスです。「ヒッピーに捧ぐ」もいい!

82年あたりが1度目の絶頂期であればこれは2度目の絶頂期のライブと言えるでしょう。