この手の本は、しばしば「この縫い方をするために」「このステッチを
練習するために」と強引に何かの手順を入れこんだ結果、あんまり
かわいくない小物ばかりなことがあります。

でも、この本に載っている作品は、ミシンの基本を学ぶために、ということを
抜きにしても作ってみたいようなかわいらしい小物が多く、参考になるだけで
なくやる気にもなりました。

確かに、一部本当の本当の初心者だったらわかりにくくてネットで調べて先に
進んだようなページもありました。でも、逆にネットの環境がある人にとっては
解りやすくシンプルにまとまっている良い本だと思います。
私が調べたのは、きっと他の人にとっては基本中の基本で、本に載せられては
ちょっとうざったい内容だったかもしれません。また、他の人がネットで調べないと
わからないことでも、もしかしたら私はすでに知っていて調べずにすんだのかも
知れません。

昔だったら「全てを網羅した辞書のような入門書」が欲しかったかもしれませんが
今は調べることもできるし、それに初心者とはいえ昔家庭科で「ミシンには上糸と
下糸がある」くらいのことは習った経験のある大人には、辞書よりもかわいい本が
魅力的でした。

ミシン店のサイトでお勧めされていたので、ミシンと一緒に購入しました。
ミシンを使うのは小学校の家庭科以来という私にも大変わかりやすい内容でした。
ただ、肝心なところの説明があっさり一言で片付けられていて結局はネットで調べて解決…という点がいくつかあり、若干物足りなさを感じてしまいました。
やっぱり本当の初心者が本だけでソーイングを覚えようというのは無理があるのかもしれません。

1つ1つの作業がちゃんと写真説明付きですごく分かりやすかったです。
ミシンで何かを作りたい人の初心者におすすめです。
これと同じポーチが出来て感激しました♪

「せっかくミシンを買ったのに、
最初にいったい何を作ったらいいかわからない」
そんなミシン初心者さんにオススメの一冊。
きんちゃくと長い方のカフェエプロンを作りましたが、
これがわかりやすくて、とってもカンタン！
おかげでミシンソーイングが好きになりました。

本ではJANOMEのミシンを使用していますが、他の一般的な家庭用ミシン(私はbrother)でも構造・操作方法に問題ありません。

ミシンに針を付ける等の基礎中の基礎から、手縫いの基本の縫い方(まつり縫い・半返し縫い等)までが、写真と絵(たくさんあってしかも見やすい)の説明付きで、本当の初心者さんでもわかりやすいと思います。

他にも、布の折り返しに便利な"アイロン定規"なるものがあったり、簡単にバイアステープを作ることができる"テープメーカー"、生地をまっすぐ切ることができる"ロータリーカッター"等の存在をこの本で知り、早速購入しました。
便利な用具があれば、今まで煩わしかった、生地を裁断することから、縫い代を折るのも簡単にスピーディに出来るので、あとはミシンで縫うだけ。

本では巾着袋、ポーチ、ブックカバー、ふちなし・ふちありバッグ、トートバッグ、エプロン、キャミソール、ワンピースの作り方が載っていますが、私はそれらを参考にし、枕カバー、クッションカバーを作成しました。

巻末に他メーカーのミシンも紹介されているので、ミシンを持っていないのでこれから買いたい・買い替えたい人の参考にもなると思います。