それですっかり信頼してしまって、途方に暮れたときも、迷ったときも座右の一冊として愛用してきました。いまではバリバリのマックユーザーになりましたが、基本のマック観や考え方のようなものを、この本から学んだような気がします(おおげさ?)。
ただ、おしい点は、もっと初心者向けにしてもよかったのではないかというところです。こんなに編集を心得ていれば、もっと初心者向けの内容でも、十分にパワーユーザーを惹きつける本に仕上げることも可能だったはず。
バージョンマスターの紹介なんかいらないし、スクラップ・イット・プロのレビューなんかも必要ないと思う。OS自体で、こんなに楽しめるんだぞ、マックは楽しいぞ、という内容にできたはずです。そして初心者をもっと助けることのできるものになったはずです。
はじめてのスタートアップもバックアップもアップグレードも、ハラハラ、ドキドキの楽しい体験のはず。そういう話題をもっともっと独断的な提言でばっさりと提案して、もっと過激にTipとして提案しても十分に役立ったと思うし面白かったと思う。
今は、この本のMacOSX版を心待ちにしています。仕事場さんがこの美しいOSをどう使ったのかを知りたいですね。でも、そのためにはOSXとその環境がもうすこし、まともに進化しないとダメかな?