今では、ギターのブランドとして有名かもしれません。
レス・ポールは、ロックの大物ギタリストが使って、ステイタスになってますね。
ところで、レス・ポールは、アメリカの伝説的なミュージシャンです。
しかも、今でも現役。９３歳です。
彼は、奥さんとコンビを組んで数々のヒット曲を飛ばしたばかりでなく、ギター演奏の創造者として、エレキ・ギターそして多重録音の開発者として、現役のミュージシャンの尊敬を一身に集めています。
このビデオは、キース・リチャーズとの演奏シーンで始まります。キースが手にするのは、ギブソン・レスポール。「あんたは何やったんだい？あぁ、これを作ったのか」というセリフが心憎いです。レスが「俺のこと知ってるか」と聞くと「ラジオで聞いた」。そんな会話を交えながらセッションが始まります。
レス・ポールの半生を振り返りながら、ジェフ・ベックやＢＢキング、リチャード・カーペンター、スティーブ・ミラーといった人たちがレス・ポールの音楽を解説してくれます。
このビデオが録られた時、レス・ポールは９０歳。一週間に一度、クラブに出演しギターを弾きます。自らのセラピーだと語っています。
若者達がレス・ポールに私達が音楽をすることができるのは貴方のお蔭です、と感謝を述べます。ポール・マッカートニーに言われて、流石にレス・ポールも興奮した様子です。
その若者達と、今でもセッションすることができます。なんと素晴らしい人生だろう、と思ってしまいました。
誰でも年をとり、背中が丸くなり、補聴器が必要になります。そうであっても、いつまでも現役でいられるような打ち込めるものをもっていたいと思いました。

レス・ポールさんの訃報を聞き、「そういえばレスポールというと、ギターは知ってるけどレス・ポールさん自身は良く知らないな。」と思い買ってみました。皆さんのおっしゃる通り９０過ぎでステージにのぼる胆力に驚きもしますが、全盛期の頃の音楽も良かったです。ギターだけでなく音楽でも一時代を築いていた。私には音楽の趣味の幅が広がって価値ある一枚でした。また、数年前にシンセサイザーのモーグ博士も映画を撮ったら、やはり間もなく逝去されてしまったのを思い出してしまい、音楽に大きな足跡を残した人が、また一人いなくなってしまった事を再認識させる一枚でもありました。

世界の音楽家・発明家の生きる伝説だったレス・ポール爺さんが亡くなってしまった..
昨年この映画を観てそのやんちゃでバイタリティ溢れる佇まいに元気をもらったっけ。
この映画が撮られた９０歳代の彼の姿を今一度焼き付けて今はただただ謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。
２０世紀のポピュラー音楽を築いた偉大な才に感謝します。

音楽が好きな人、特に音楽を自分で演奏、録音する人は必見です！！！
エレキギター、多重録音。それって現代音楽のほぼ全て。
しかもその人がまだ生きていて現役で、毎週ライブをしている！！！
レス･ポールさんはまさに奇跡としか言いようの無い人です。
その姿に感動して勇気づけられると思います。

特典映像も充実！

渋谷アップリンクでの上映にぶらりと行ってきました。

本当に感動しました。


素晴らしい作品との出逢いはいつも突然やってくるものですね。

御年９３歳のイカスジジイに乾杯！！