ビートルズ関連グッズの不朽の魅力は、グループやそのメンバーが提供するものがたとえ一流と言えないものであっても、人びとの支持を得てしまうものだが、ポールの2005年ワールドツアー中に録画された『Paul McCartney - The Space Within US』もその一つかもしれない。といっても、出来が悪いというのではない。マッカートニーとその第一級のバンドが、「I’ll Follow The Sun」のような小曲から「For No One」(こちらは「I Will」「Yesterday」同様ソロ演奏である)といった正真正銘の傑作まで人気ナンバーを披露、またポールを賞賛する数多くの語り手の一人、アップルコンピュータ社のトップであるスティーブ・ジョブズは、これらの傑作を作曲(または共同で作曲)した本人が演奏し歌うのを聴くことは大きな喜びであり、すばらしい音や高解像度映像が悪かろうはずもないと指摘している。マイナス要素では、カメラが観衆の熱狂的な、またしばしば音楽に対して感動的な反応を示す様子をとらえている時間が長いことがある。また、ポールがコロンバスとオハイオのビートルズ狂家庭をステージに上げる前に短時間訪問した際、彼らが3世代あげて大喜びする(控えめに表現)様子や、国際宇宙ステーションに留まる2人の宇宙飛行士のために、ポールが「English Tea」(2005年のCD『Chaos and Creation in the Backyard』より)をカリフォルニア・アナハイムのギグからライブ中継で演奏する様子も収録されている。こうした脱線は、マッカートニーとその仲間の演奏に集中したいだけのファンには気が削がれる要素かもしれないが、本作が「The US Tour」と称されていることを思えば驚くことでもないだろう。また、ビル・クリントンおよび様々な学術系の人物からトニー・ベネットやエディ・ヴェダーまで、セレブその他まったく共通項のない顔ぶれが揃い、そのコメントが音楽を中断(ときには妨害)しているのも同様だ。結論。マッカートニーのコンサート映像には、『Live in Red Square』などのより優れた作品が他にもある。とはいえ、彼は何といっても元ビートルズメンバーだ。多くのファンにとっては、充分満足のいく内容だろう。(Sam Graham, Amazon.com)
なんだこれは?
★☆☆☆☆
またです。 レッド スクエアと同じです。 曲が完奏でない。 曲目の間でのどうでもいいインダビュ- カメラがやたらと動き観てて疲れる 曲目順でない 臨場感なし 会場や観客ばかりを見せられる インダビュ-などはチャプターで選んで観ればいい 折角ライヴ映像なのだから、あたかも自分が会場で生で観たような気持ちにすこしでもさせてくれないかな こんなのならリリースしなくていいよ
ウィングスのロックショーのビデオは最高
ポールのライブDVDは大歓迎だけど・・
★★★☆☆
近年のライブ映像化は小まめに行っているポールだが・・今回のDVDの内容はポール大よいしょ!大会。ポールが音楽的にこの現代に残した物の素晴らしさは万人が認めるもの、何を今さら・・的なコメントが訳の分らないセレブ、博学者(?)達の口からしつこく繰り返されるのがうっとうしい。またポールマニアファミリーの登場、ポールとの対面も白々しくこっちが恥ずかしくなってしまう。最近のローリングストーンズのライブDVDや数年前に出たレッドゼッペリンのライブDVDの様な素晴らしい作品を期待するとはずれだ!純粋に“ライブムービー”的な仕上がりの「ゲットバック」やファンとポールとの永い歴史をノスタルジックなタッチで捕らえたDVD「バックインザUS」は素晴らしい作品だったのだが・・。それでも最近のポールのステージを捉えたDVDとなればファンにはやはり嬉しい。ライブ初公開の(アイルゲットユー)や(プリーズプリーズミー)には目頭が熱くなったし、アルバム「リボルバー」収録の原曲により近くなった(フォーノーワン)には感激!名盤「ラム」の(トゥーメニーピープル)からこれも名盤「アビーロード」初公開の(シーケイムインスルーザバスルームウインドウ)メドレーには大感激!原曲に忠実なアレンジにバンドにも好感が持てる。当初荒々しさが目立ったバンドもそれなりにまとまりが出来てきたようだ(ボク的には89〜90年のツアーバンドがウイングスを凌ぎNO1!)。前年に行われDVD化された「ライブインレッドスクェアー」時よりも若々しくなったポール、またツアーを行い次回は歴史に残るライブ作品を作成して欲しい。
一つの作品としてみれば・・・
★★★★☆
ライブだと思って見るとちょっと不満が出てくるお方が多いでしょう。いらんコメントが多く。そんなにファンの映像もいらないのではと正直なところ僕も思います。なんでクリントンが出てくるんや?とか。有名かどうかしらんけど学者みたいのが講釈たれているところなんかどうでもいいんですがね。宇宙とのやり取りはそれなりに楽しめました。まあ、よく考えたらこのDVD自体ポールが監修して作っているんでしょうから、一つの作品としてみたら、なんかポールのメッセージもあるんだと思っています。ただ「バック・イン・ザ・US」の時より3年経っているんですが、やや表情に疲れが見えるのが心配ですね。年齢を考えたら当たり前ですけど。ライブの感想としては、若い連中も見に来ているのが不思議といえば不思議です。それと、なんと言っても聞きものは「アイル・ゲット・ユー」です。「シー・ラブズ・ユー」のB面です。びっくりしますよねー。僕は大好きですが普通は知りませんわ。ここのライブで歌うとは驚きです。でももっとびっくりは客がハモってますから、それもすごいです。
ポール、またもやってくれたか!
★★★★★
以前2002年に出されたback in the USを褒めちぎりましたが、今回も文句なしの内容です。前回同様ビートルズソングのオンパレードはもちろんのことですが、back in the USではやらなかった"Till There Was You""Fixing A Hole""Panny Lane"やビートルズ時代にもライブでやらなかった"I'll Get You"、そして例のおぞましい事件依頼封印していた"Helter Skelter"をあの歳でやってくれるは、ソロとしては初めて"Please Please Me"もやってくれるはでこれでもかと言わんばかりのパフォーマンスを繰り広げていてくれています。ライブ中に宇宙中継をするというポールにしかできないパフォーマンスもありますよ!そしていつものように観に来ている有名人をチェックする楽しみも・・・・
涙が出そう
★★★☆☆
人それぞれだけれども、「ライブ」は基本的に現場に行くもの、行けない場合になるべく編集のないカメラアングルを変えるだけの「忠実な」再現がほしい。
いつものことだけれどもドキュメンタリーの手法でぶった切られるのは、本当に涙が出る。
余計なこといわずに黙って、観客席にいるような気分で見せてほしいな。