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ブライアンに捧げた抒情詩の朗読シーンが必見
★★★★★
先日の忌野清志郎さんの告別式には、日本全国から42,000人ものファンが集合したそうですね。「雨上がりの夜空に」を始めとした代表曲が大音響で流れる「ロック葬」の中継映像を見て、朝から思わずもらい泣きしてはYOUTUBEをハシゴしていました。名曲「多摩蘭坂」の舞台となった国立市のたまらん坂にも、献花が続々と供えられているとか。我々はつくづく惜しい人物を失いましたね。
私も自宅で故人を偲ぼうと最初はミシェル・コルボ指揮「フォーレ/レクイエム」を聴いたりしていたのですが、どうにもしっくりこないので久々にストーンズのハイド・パーク・フリーコンサートDVDを観ることにしました。時は1969年7月5日、観客数は何と25万人超!その1ヶ月後のウッドストック・フェスティバルに先駆けた大規模コンサートのハシリでもある、ロック史に残る伝説的映像。当初は新メンバー、ミック・テイラーのお披露目が目的だったものの、その2日前に元メンバーのブライアン・ジョーンズが自宅プールで謎の溺死を遂げてしまった為、ブライアンの追悼公演として後世に語り継がれることとなってしまったのが何とも皮肉です。と言うのもブライアンは素行不良が一向に直らぬ問題児で、6月8日に他のメンバーから解雇通告を受けたばかりでしたので。
私が最も魅了された黄金時代のパフォーマンスだけに音楽的な充実度は言うまでもありませんが、清志郎さんを偲ぶに当たってチョイスした理由はミック・ジャガーがブライアンに捧げた抒情詩の朗読場面に尽きます。19世紀初めに活躍した英国ロマン派詩人パーシー・ビッシュ・シェリー作「アドネイス」の一節で、本来はシェリーが同時代の詩人ジョン・キーツの死に即して詠んだ挽歌。その余りにも悲痛な哀悼の精神が時空を超えて21世紀の現代に生きる私の全身に染み入り、清志郎さんへの思いを代弁してくれています。プロ・ミュージシャンになる前はロンドン大学卒業後に国税局への就職を考えていたというミックの知性が垣間見える名場面ですが、ここに対訳(日本語字幕:落合寿和氏)の全文を引用させて頂きます。
彼は死んだのでも眠ったのでもない
人生という夢から醒め
無益な争いを続ける我々を 現実の世界に残した
狂気の中で刃をふるう我々を 無益な現実に残した
我々こそ死した者
日々 我々は不安と悲しみに閉ざされ
寒々とした希望に呑み込まれる
真実が残り 人は変化し死んでいく
天の光は永遠に輝き 地の影は永遠に消え去る
ステンドグラスのように 永劫の光を染める命
死はそれを粉々に踏みにじる
死ぬがいい 汝が求めるものがそこにあるならば
行くがいい −Adonais−
全文は55節からなる長詩で、ミックの朗読は39節と52節からの抜粋。幸い我が国でも全文が英文学者・上田和夫先生の名訳で、しかも手軽な文庫(新潮文庫/シェリー詩集)で読めるので誠に有難いですね。詩論「詩の擁護」を始め代表的な叙情詩が満載された、一生の宝になる詩集と断言します。興味を持たれた方は図書館または書店にGO!
ドキュメンタリー
★★★★☆
ショーマンなミック、演奏、立ち位置ともに控え目なテイラー、いかにもジャンキーメイクのキース
構成、画像エフェクト、カメラワークがいかにも古臭い、PA直結のような音声や、ラフな演奏もライヴDVDではなくドキュメンタリーとしてみれば一級品だ。このフリーコンサートでヘルズエンジェルを警備に使って成功したからオルタモントのフリーコンサートでも使ったとか、目的に反して「ラヴ・アンド・ピース」終焉の序章の記録となってしまった。
しかしボーナストラックの3曲、ワンカメラでの映像、なんかリハーサルって感じでカッコイイなぁ
ただただ衝撃的な名盤です!!
★★★★★
私のリアルタイムはベガーズバンケットです。歳がある程度お判りかと思います。
そう、中学、高校生時代は、エルビス・プレスリーに湯川礼子先生がぞっこん(今でもそうですが)、アニマルズ、キンクス、ウォーカー・ブラザーズ、スプートニクス、カウシルズ、シャドウズ、ベンチャーズのテケテケ、ビートルズなど、フォーク系ではボブ・ディラン、ピーター・ポール&マリー、ママス&パパスなどなど
ゲバゲバ、はっぱふみふみの大橋巨泉さんがメイン、サブに星加ルミ子さん、木崎よしじさんのビート・ポップスというTV番組があり、土曜日の昼に急いで帰宅したのを覚えております。後は、勝ち抜きエレキ合戦かな、成毛茂さんもベンチャーズのテケテケやって、サベージもシャドウズ系で5週勝ち抜き、チャンピオンからプロバンドに、 今は亡き成毛茂さんは さらに グランドチャンピオンに、
そういった、日本ではいわゆるロック・ポップばっかり全盛の時代、それと平行して、ベトナム反戦運動、安保反対学生運動のまさにピークの時期という背景もあり、多感なこの時期、高校生の私にとって、ほんとに衝撃的な映像がNHKの「ヤングミュージックショー」で放映されたんです。全く違ういわゆるこれまでの優等生バンドには無い荒々しいロック・バンド、それがローリング・ストーンズとの初めての出逢いでした。かの有名なハーレー軍団のヘルス・エンジェルスのものものしい護衛風景などなど、
ブライアン・ジョーンズの謎の死の2日後に行われ、30万人もハイドパークに集めたという、ウッドストックと並ぶ歴史的なフリー・コンサート、NHKの映像を観た夜は、余りの衝撃で興奮していつまでも寝付けなかったことを今でも鮮明に覚えております。
その映像がこのDVDなのです。当時の日本ではGS(グループ・サウンズ)が全盛でした、
ベンチャーズ派とロック・ポップ派とロック&ブルーズ派の大きく三つに分かれてました。
ゴールデン・カップス(通称:カップス)は、横浜本牧出身の実力ぶっちぎりのロック&ブルーズ・バンドでした。
超人気のタイガース(ジュリーさま)、テンプターズ(ショーケンさま)などは、絶対にビートルズのコピー演奏はしなかった。ローリング・ストーンズの曲ばっかりでした。
そうです、当時から世界最強のロック・バンドだったんです、この映像DVDは、ローリング・ストーンズの原点とも言うべき歴史的名盤なのです。ブライアン・ジョーンズというメンバーの突然の死の直後に実施されたこのライブ、ライブ前は妙な緊張感が控え室の映像などで漲っておりますが、ブライアン・ジョーンズに捧げる詩を読み終え、ライブが始まるやいなや、ストーンズ独特の荒々しいが抜群のグルーブ感、ミックが聴衆を煽る煽る、
ミックの煽り捲りで聴衆も盛り上がる、悪魔を憐れむ歌も、今でもライブでは必ずといっていいほど、ラストに演奏される名曲です、スタイルを一貫として変えない、(エド・サリバン、それに続く全米ツアーと同じく、)ストーンズの歴史に刻まれる原点とも言うべき名盤です。音は荒ら荒らしいですが、グルーブ感は凄いものです。
ミックへのインタビューが結構有ります、「ビートルズは曲作りに一生懸命だったが、俺たちは、ライブで行く!」と、 現在も一貫として彼ら4人は同じスタイルで転がり続けています。
世界への飛躍の原点、エド・サリバン・ショー、全米ツアー、ウッド・ストックと並ぶこのフリー・コンサート、
ストーンズ・ファンならば、絶対に買いの歴史、記録的な名盤です、星5っつ!!です。
すごいなぁ特典映像
★★★★★
私、30年ストーンズファンやってますので(それでも新参者されることがあるのがこのバンドのすごいところ)ストーンズものは全て星5つなのですが、それでもこれはいい! オフィシャルからそれこそ8mmフィルムまでありとあらゆるストーンズの映像を見てきたつもりですが、このおまけの3曲の
画は初めて見ました。我々古くからのファンにはこの偉大なるおまけ3曲だけで価値があるというものですが、最近の若いロックファンには本編の方もきっと楽しめると思います。
キーボードやブラスでちょっとけばくなったストーンズのライブの音しか聴いてない人には、このぐちゃぐちゃになってしまったアンサンブルとチューニングのせいでパンキッシュ(というか下手ともいう)なストーンズってすごく新鮮だと思います。格好いいですよぉ。カメラのズームやパンが時代を感じさせますが、そこがまたドキュメンタリーとしても面白いですし。昔はストーンズはわざとチューニングをあまくして、ホンキートンクギターにしてると言われてたものですが、どうもキースが1本のギターでカポをつけかえるからというのが原因のようですね。フライングVを持つキースもここでしか見れません。ここまでひどい演奏は(意外と?)少ないストーンズですが、それをこれだけの大観衆の前でやらかし、21世紀の今しみじみ見られてしまうというのも本人達はどう思うのか(何も思わないか)どうかですが、それがまた格好いいですよぉ。パンクです。本当にいい映像はオフィシャルではなかなか出てこないのですが、これは見てない人は必ず見てほしい1本です。
40年間も続いている理由がわかる
★★★★★
映画『ブライアン・ジョーンズ〜ストーンズから消えた男』の公開に合わせてロック・ファン必見のストーンズ作品が再発された。商品名にもある通り、待望のデジタル・リマスター化である。この作品は既にDVDとして出回っていたが、従来版はビデオと変わらない画質であった。おまけに最近では「REMASTERD」と表記されているのにもかかわらず従来版としか思えない映像を収録した韓国盤も多発していたので今回の再発は素直に嬉しい。貴重なボーナス映像も収録。
この作品に収録されている「ハイド・パーク・フリー・コンサート」はメンバーでありストーンズのリーダーでもあったブライアン・ジョーンズが謎の死を遂げた直後のライブという事だけあってメンバーからは妙な緊張感が感じられる。ただ、それは開演までの話であって、演奏が始まってからは全く感じられない。完全にキまった目でリフを弾くキースと、何かに脅えるように唄うミックを見ていると、この二人はブライアンという存在は重荷だったと考えていたかのようにも見える。と同時に、そんなどこにぶつければいいのか分からないやるせなさと苛立ちを、観客に向けて放出しているようにも見える。
結局、ストーンズにとってロックンロールとは武器なのだ。メンバーを失っても、ドラッグで捕まっても、メンバー同士の対立があっても彼らはステージに立って客を熱狂させることでそれらを解消してきたのだ。いわば、このDVDに収録されているライブはその儀式の始まりである。
さて、最近になってストーンズの過去の映像作品が画質・音質ともに向上して次々と国内盤でDVD化され始めている。次は、既にアメリカではクラリオン社から発売されている『ギミー・シェルター』のリマスター盤を国内盤でお願いしたい。