作品の質は期待できませんが
★★☆☆☆
初期ジャパンが在籍し、クワイエットライフリリース後に去った会社、アリオラハンザ時代の映像集です。依って所謂有名曲は殆どありませんし、後期ライブのレパートリーからもほぼ抹殺された楽曲ばかりです。アリオラハンザは商魂たくましいことで定評があり、ヴァーヂンに移ったジャパンがビッグネームになるや、会社に残された音源をジャパンメンバーに無断でリミックスしまくり、次々商品化していったことで当時メンバーから口を極めて非難されています。しかしアーチスト情報に飢えたファンにとって、それらインチキな新譜でも嬉しかったのは事実。本国でも日本でもアリオラの再発作品は悉くチャートに登場していました。無論映像も後期やデイブのソロのそれとはまるで別物です。最初の4クリップなど、まるで退屈で稚拙ですし、バンドもニューヨークドールズのコピーバンドそのもの、シャウトするデイブ様を見てますと世の中には知らないほうがよいこともあるのだと重苦しい雰囲気になってしまいます。 メンバーが完全否定する叫びが聞こえる気がするのです。が、参考資料的な価値は後期のファンにとっても意外にあったりするのが悩ましいところ。。。