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ニューヨーク・ドール [DVD]

価格: ¥1,780
カテゴリ: DVD
ブランド: キングレコード
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光と影が入り混じる人生です ★★★★☆
2004年の奇跡の再結成ライブ直後、白血病で亡くなった、オリジナルベーシスト、アーサーキラーケーンのインタビューを中心としたドキュメンタリー。
コメントを入れるメンツもそうそうたるもの。イギーポップ、クラッシュのミックジョーンズ、プリテンダーズのクリッシーハインド、ブームタウンラッツのボブゲルドフ、ジェネレーションXのトニージェイムス、モリッシー等。

早すぎたバンド、NYドールズでの名声と、その後の不遇な30年。そして、つかの間の再結成の喜びと死。 ロックファンなら、涙無くしては見れない逸品。

演奏シーンは、あまりなく、入門用としては、オールドールズ アップの方がお勧めかな?。

見終えてから後を引く(実際何回も見てしまった) ★★★★★
クリスチャンの私は現在異端とされているモルモンには当然のごとく偏見を持っていた。
・・・少なくともこの映画に関してはそれはどうでも良くなった。アーサー・ケインが
心に平安を得たらならそれでいいぢゃないか。監督もモルモンだが、
この際プロパガンダであろうがどうでもいい。いい映画は、いい映画だ!!
パンクロックの時代にドールズのファンになった私にとって、彼らは宇宙人
のごとく遠い存在、あるいは神・・・しかしドールズ解散後のアーサーの苦労は人間が味わうそれだった。
「アーサーも大変だったんだねー」と思わず呟いちゃったよ。
そして再結成。喧嘩別れした彼らが再び集い「愛してるよ」なんて言っている。
ファンにとってこんなにうれしいことはない、思わず感涙に咽ぶ。
ドールズもすばらしいが、きっかけを与えたモリッシーはなんてすばらしい男なのかと思う。
彼の音楽には余り興味がわかないのだが言動に大いに共感する。
彼が若かりしころ絶大な影響を受けたミュージシャンに恩返しをしているかのようだ。
トリュフォーがコクトーやルノワールにしたような。
この映画を「ロックンロール版フォレストガンプ」と書いていた方がいたが、
うまいことを言うもんだと思った。この気分はまさにあの映画を見た後のもの、
悲しくて嬉しいような、ホントbitter & sweetですな。
・・・しかもこれはノンフィクション!
ドールズのファンでなくともこれを見る人は、心にぼゎ〜んと残るものがあるはずだ。

モリッシーの音楽に興味がわかないと書いたにもかかわらず。作品中、最後の方で
流れるThe Smithsの"Please Please Please Let Me Get What I Want"に泣かされた。
やっぱりファン向けかな? ★★★★☆
もともと何故ベーシストのアーサー・ケインをメインにドキュメントを撮ろうとしたのか謎ですが、それが奇跡的に素晴らしい結果をもたらしました。非常にいいドキュメンタリーです。ただ私はもともとニュヨーク・ドールズのファンでしたので勿論大感激だったのですが、このバンドを知らない人(例えば一緒に見ていた私の妻など)には、退屈はしないしそれなりに面白いけどもそれだけといったところのようです。全盛期の映像がクライマックスのライブシーンでカットバックでうまく使われたりしてますが、このバンドを知らなかった人にはまず冒頭でしっかり当時の画期的だった彼等のイメージや立ち姿を紹介しておかなければ、何故この再結成がすごいことだったのかがわかりにくいようです。挿入歌にクラッシュやモリッシーの曲が使われているのもちょっと混乱の元だったような気もします。